こんにちは、保育士の高梨です。
今回は、なぜ食べ物をよく噛んで食べた方が良いか
を書いていこうと思います。
①噛むことは、健康と深く関わっている?
まず、食べ物をよく噛むことは、食品を細かくくだ
き、消化を助ける役割があります。
母乳やミルクなどの栄養を摂っていた赤ちゃんは、
歯が生えることで固形物を食べることができるように
なってきます。歯は、すりつぶしたり、噛み切ること
ができます。歯が丈夫にもなりますが、噛み合わせも
重要になってきます。
噛み合わせは先天的のものもありますが、後天的な
影響で悪くなることもあります。
乳歯のひどい虫歯、長期間の指しゃぶり、口呼吸な
どで噛み合わせを悪くします。
しっかり噛むことで、あごが発達し、歯並びが整い
上手に食べ物を体内に取り込むことができるのです。
②噛むことで脳が刺激され、精神も安定
赤ちゃんに歯が生え始め、下の歯が上の歯や歯茎に
当たる刺激が脳に伝わるようになると、脳の中の咀嚼
をコントロールする咀嚼中枢が刺激され、成熟してい
きます。しっかり噛んで脳への十分な刺激を与えるこ
とは、脳の働きを高めるのです。
脳が活性化すると、精神も安定します。心の健康の
為にもしっかり噛むことは大切です。
③咀嚼力をマスターしよう!
噛むためには単に顎を上下に動かすだけでなく、唇
や舌を複雑に動かして飲み込まなくてはいけません。
離乳食の進め方が重要になってきます。赤ちゃんの
発育に合わせて進めていかないと顎がしっかり発達し
ません。成長した時も固いものをあげると噛まずに飲
みこんでしまうクセがついてしまいます。また、噛み
合わせに悪影響を与える危険があるので、注意しまし
ょう。
④根菜類や乾物を摂ろう!
離乳食は、何カ月になったからこれぐらい食べられ
るだろう…と思って与えると、全く食べてくれないこ
とがあります。焦らず、その子なりの発育に合わせて
離乳食を進めないといけません。
早いうちから固いものや食物繊維の多い食品を与え
てしまわないよう注意してください。
個人差がありますが、2歳頃から野菜スティックな
どを与えるとカリカリと噛むようになります。おやつ
の時には最適です。
3歳頃になると、奥歯の第二乳臼歯が生えて、段々
と根菜類も摂れるようになります。
サツマイモやカボチャや海藻類などは、食物繊維を
多く含み、噛む力もつくことができます。
良い姿勢でゆっくり時間をかけて食べさせてくださ
いね。
参考文献 小学館
『子どもの歯をじょうぶにするQ&A64』
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