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理事長BLOG

前歯がなかなか生えない場合の処置

2021年12月31日
院長の奥井です。
当院は29日から1月4日まで休診とさせていただきます。
来年もよろしくお願い致します。
今回は前歯がなかなか生えてこない場合についてです。

歯の生えてくる順番ですが、6歳臼歯が一番最初に生えてきます。
しかし最近は下の前歯が先に生えてくるお子さんも増えてきました。
そこでよくある場合なのですが、上の前歯が生えにくいという患者さんが
よくおみえになります。

一般的には
①乳歯の真下でなく、ずれて生えてきているので乳歯の歯根を吸収できず
 なかなか生えない
②永久歯が大きすぎて、本来抜け替わる乳歯の隣の乳歯まで抜けてくれないと
 生えないのでなかなか生えない
③乳歯は抜けtたが、歯肉の厚みが厚くなかなか生える事ができない
などあると思います。最近は②が多いように思います。

 
この場合は生えそうなのですが、放置すると噛んでも前歯に
空間ができ無意識に舌を前方に出す癖がついてしまっては心配です。
また矢印部分は上唇小帯(じょうしんしょうたい)といいこれを
切除しないと歯と歯が離れて生えてくることがあります。
また唇を引っ張る事が困難になり発音や歯並びに影響を及ぼすことがあります。
そのため前歯を生えやすくするため歯肉を切除する開窓(かいそう)という
処置と上唇小帯切除を同時に行いました。


手術直後の状態です。昔はメスで行っているのですが、
現在ではレーザーで行います。麻酔をしますのでほぼ
痛みもありません。ただし患者さんによっては術後に
痛みがある場合もあります。


1週間後の状態です。歯も生えてきて、上唇小帯も切除され
唇が伸ばしやすくなりました。

お気軽にご相談ください。
来年もよろしくお願い致します。

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