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理事長BLOG

保険の前歯の被せ物と自費の被せ物について

2022年10月2日
院長の奥井です。
今回は保険の前歯のブリッジと自費の被せ物について説明したいと思います。
特に上の前歯の被せ物の場合、保険の被せ物と自費との違いを説明することは
大切です。材料や方法が全て変わるからです。それらをご納得いただいてから
診療されることをお勧め致します。

まず保険の前歯の被せ物ですが、基本的にはレジンという樹脂を銀歯の表面に貼った
前装冠(ぜんそうかん)という被せ物になります。
前装冠とは次の通り前をプラスティックで覆った冠という事になります。


画像は前歯のブリッジを入れるために歯を削った状態です。
以前もブリッジの項目で述べましたが、ブリッジの場合
このように歯を削らないといけません。
参考に入れ歯やインプラントという選択肢もありますので
下記にリンクを貼ります。
https://okui-dc.jp/2022/09/29/前歯の入れ歯%E3%80%801本義歯について/


保険のブリッジは入った状態です。
材料がこれしかなければ綺麗だと思います。


ブリッジを裏側から見たところです。
元々が銀歯ですのでこのようになります。
トラブルとしては前装(ぜんそう)部といい
前のプラスティック部分が欠けてしまうことがあります。


画像が欠けたものです。

そこで自費の被せ物の説明です。
当院ではほぼ前歯はジルコニアボンドクラウンという被せ物にしております。
ボンドとは保険では銀歯になる部分をジルコニアに置き換えて表面にセラミックをボンドした
ものです。
ジルコニアは二酸化ジルコニウムのことで、人工ダイヤモンドともいわれています。
非常に硬く金属アレルギーの心配もありません。
しかし色調はセラミックの方が綺麗ですので表面にセラミックを貼っています。


このように全く金属が含まれていません。
矢印の白の強い部分がジルコニアになります。


上の前歯4本の治療をご希望された場合です。


前歯4本をジルコニアボンドクラウンで治療を
行った場合です。歯の向きも修正させていただきました。
保険のブリッジに比べ色も綺麗ですし、保険のブリッジは
金属の表面にプラスティックを貼っていますが、どうしても
金属を隠すため透明感のない暗い色になってしまいます。
またセラミックは変色しません。

また自費の被せ物の場合、型取りも特殊ですので
過去のブログを貼らせていただきます。
https://okui-dc.jp/2022/09/08/精密な被せ物のための型取りについて%E3%80%80歯肉圧排/

価格はジルコニアボンドクラウン 99,000円(税込)(ブログ投稿時の価格です)です。

上の前歯は歯の中で一番見える場所です。
綺麗で良質な方法で治療されることをお勧め致します。

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