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理事長BLOG

子どもの咀嚼機能の発達

2021年11月16日

 こんにちは、保育士の高梨です。

 今回は、離乳食を始める頃から1歳半までの咀嚼機
能がどれぐらい発達していくのかを書いていこうと思
います。

★5~6カ月頃

☆食べるときの口唇と舌の動き

 ・口角があまり動かない
 ・口唇を閉じて飲み込む
 ・舌の前後運動に顎が連動して運動する

☆口腔機能の発達

 ・舌を口腔内に留め、上下の唇で食具をとらえはじ
  める。
 ・顎がまだガクガクして不安定だが、顎が発達し、
  顎の安定と共に、上手に食具の挟み込んで食ベ物
  をとらえることができるようになる。

☆食べ方の目安

 ・子どもの様子を見ながら1日1さじずつ始める。
 ・母乳やミルクは飲みたいだけ与える。

★7カ月~8カ月頃

☆食べる時の口唇と舌の動き

 ・左右の口角が同時に伸縮する。
 ・数回モグモグして舌で押しつぶしながら、咀嚼
  する。

☆口腔機能の発達

 ・上下の舌の動きが獲得されてくる。
 ・舌と口蓋で食べ物を押しつぶして食塊形成を行
  う。

☆食べ方の目安

 ・1日2回食
 ・食品の種類を増やしていく。

★9カ月から11カ月頃

☆食べるとこの口唇と舌の動き

 ・上下の唇がねじれながら協調する。
 ・咀嚼側の口角が縮む。
 ・舌の左右運動(咀嚼運動)

☆口腔機能の発達

 ・臼歯の咬合面に乗った食べ物を舌と頬で保持して
  すりつぶす動きがみられるようになる。
 ・咀嚼を行っているかは、咀嚼側の口角が引かれて
  いる様子からわかる。

☆食べ方の目安

 ・食事のリズム、生活リズムを整え、家族一緒に楽
  しい食事をとる。

★12カ月~18カ月頃

☆口腔機能の発達

 ・手づかみ食べは、スプーンなどの食具食べの前に
  十分にさせる。
 ・上下の前歯でかじりとって、食べることができる
 ・親の食具に興味を持ち始めたら、少しずつ使用を
  始める。

☆食べ方の目安

 ・1日3回の食事のリズム、生活リズムを作り、手
  づかみ食べから覚えさせ、楽しく食事を取る。

★子どもによって個人差があるので、食べるのが遅く
 かったり、食べることができなくても焦らず、食事
 は楽しい!と感じさせることが大切です。

参考文献 医歯薬出版株式会社
     『診療室からはじめる口腔機能への
                 アプローチ』
離乳食 子ども イラスト無料 に対する画像結果
☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
       16時半まで保育士がおります。  
 お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
           ご予約お待ちしております。

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