こんにちは、保育士の高梨です。
今回は、乳幼児の会話法の3歳児です。
3歳になると語彙が増えたり、「これなあに?」と
いう質問を沢山するようになります。子どもの知的興
味や関心が出てきて、もっと詳しく知りたくなるよう
になります。質問を通して大人とのやりとりの中から
様々なことを学び、これが思考力に繋がります。
子どもの好奇心を高める経験をたくさんしましょう。
★「あのね、あのね…」と話が進まない時は?
このように、繰り返しをして話が進まない時は、ゆ
っくり待ちましょう。誰かに何か伝えたいけど、語彙
力がまだ少ないため、頑張って伝えようとしています
その時、聞いてあげる側が適当に聞いてしまうと、子
どもは、「どうせ聞いてくれないもんね…」と傷つい
てしまうことになります。
この時期は、会話の中身よりもつながる人への信頼
関係を築く大切な時期です。
★具体的な言葉で丁寧に伝える
会話する機会が段々増えてきます。子どもと接して
いる人が子どもに「並んでね」と言った時、子どもは
よく分かりません。子どもに「〇〇ちゃんと▢▢くん
一緒に手を繋いで並んでね」と具体的な言葉で言うと
つたわります。
大人が具体的に言葉を伝えると、子どもはそのつな
ぎ方を真似します。
★失敗しても「大丈夫、大丈夫」と安心させる
衣服の着脱、排泄などまだ練習が始まったばかりの
頃で、間違えたり、失敗したりするのは当然です。
この時期の子どもの心はデリケートです。失敗した
時に怒ってばかりいたら、意欲もなくなり、トイレト
レーニングもやる気が出なくなります。
大切なのは大人がゆったりした気持ちで子どもと接
することです。言葉がけは、「大丈夫、大丈夫だよ」
と心配させないことが大切です。そういったことで、
また次へのチャレンジの意欲が湧いてくるので、失敗
しても言葉がけのフォローが必要です。
☆沢山失敗して沢山学ぶ時期です。子どもが間違えて
しまった時は大人は優しい言葉をかけてあげてあた
たかく見守りましょう!
参考文献 黎明書房
『発達段階をふまえた乳幼児との会話法』
☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
16時半まで保育士がおります。
お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
ご予約お待ちしております。