院長の奥井です。
今回は骨隆起について説明したいと思います。
骨隆起とはお口の中にできるコブの事を指します。
骨隆起ができる原因としては噛み合わせが強く食いしばりや
歯軋りをよく行う方に顎の骨に刺激が働き、骨が過剰発育することが
原因の一つと考えられています。
骨隆起は基本的にはそのままでいいのですが骨が出っぱる分、
歯茎が薄くなり食いしばりなどで歯茎がめくれて骨が露出しますと
痛みが出ることがあります。また入れ歯を入れる時に邪魔になり
当たって痛くなるのでその部分を入れ歯が伸ばせないので、入れ歯が
小さくなり維持安定が損なわれることがあります。その場合、
骨隆起を削ることになります。
これは下顎にできる下顎隆起と呼ばれるものです。
入れ歯に痛みが出るため削らせていただきました。
削って4年後です。骨隆起は再発する可能性が
ありますが今のところ再発しておりません。
おかげで入れ歯がぴっしりと入っています。
これは上顎の外側の青点部分に外骨症と言います。
削った後になります。
このように骨隆起を除去するには骨を削らないと
いけません。また術後腫れる可能性が高いので
よく相談されましてから手術を受けられることを
お勧めいたします。