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理事長BLOG

乳幼児の主な皮膚の病気について

2023年11月28日

 こんにちは、保育士の高梨です。

 今回は、乳幼児の主な皮膚の病気について書いてい
きます。赤ちゃんの皮膚はバリア機能も発汗機能も未
熟で肌のトラブルも起こしやすいです。とてもデリケ
ートなので洗濯用洗剤や柔軟剤も刺激の強い物は皮膚
のトラブルになりますので、皮膚に優しい物を買って
あげたいですね。

《乳児湿疹》

病気のサインは、
①白や赤身のある湿疹
②皮脂が皮膚にこびりついて固まった、白~黄色のか
 さぶた

 生後数週間から1カ月前後は皮脂分泌が盛んで、乳
児脂漏性湿疹が多く見られます。

 皮脂が毛穴に溜まって炎症を起こすと新生児ニキビ
になります。生後3カ月をピークに皮脂の分泌量がか
なり減少して、逆に乾燥肌になることもあります。

★治療とホームケア

 1日1回、石鹸でよく泡立ててからこすらないで皮
膚を洗います。すすぎもきれいに流しましょう。

《あせも》

病気のサインは、
①かゆみをともなう赤い発疹
②汗が溜まりやすい場所にできる赤いブツブツ。おし
 りや腰に多く出る

 体表面積が小さい分感染の密度が高いため、あせも
が発症しやすくなります。汗をかいたままでいると、
雑菌が繁殖してあせもとなります。痒くてかきすぎて
しまうととびひになる場合もあります。

★治療とホームケア

 通気性や吸水性、放湿性のよい衣服にし、汗をかい
たらこまめに取り替えて肌を清潔に保ちます。お風呂
上がりには体を良く拭いてしっかり乾かせてから着替
えさせましょう。

《とびひ》

病気のサインは、
①最初はうみをもった水疱
②つぶれてジュクジュクした汁が出る
③かゆみが強く、菌が広がっていく

 正式名は伝染性膿痂疹です。虫刺されや小さなケガ
でできた傷、アトピー性皮膚炎、湿疹をかきこわした
ところなどに化膿菌がついて起きる炎症です。

 生後間もない赤ちゃんは敗血症や肺炎などを併発す
る場合もあるので注意が必要です。感染力が強いので
家族とのタオルは共有しないようにしましょう。

★治療とホームケア

 入浴は1日1回以上で、石鹸でよく洗います。患部
をよく乾かし、処方された抗生物質の軟膏を塗ります

参考文献 株式会社学研プラス
          『らくらくあんしん育児』


無料イラスト かわいいフリー素材集: 赤ちゃんのあせも・湿疹のイラスト

☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
       16時半まで保育士がおります。  
 お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
           ご予約お待ちしております。

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