こんにちは、保育士の高梨です。
今回は、乳幼児が吐く主な病気について書いていき
ます。秋から冬にかけて免疫力が弱まる時期なので病
気のサインをいち早く察知して病院で受診しましょう
《急性胃腸炎》
病気のサインは、
①嘔吐、1日数十回の下痢
②発熱(出ないこともある)
ピークは最初の半日です。お腹にくる風邪と言われ
ていてウイルス感染が原因の胃腸風邪です。秋から冬
にかけて感染することが多く、ノロウイルスが一番多
いと言われています。
ノロウイルスに感染すると突然嘔吐を繰り返し、ま
た水様性の下痢が出ます。人への感染力が非常に強く
汚れた衣類は別で洗い、感染した人のお世話をした時
は、よく手を洗いましょう。
★治療とホームケア
下痢と嘔吐で水分が失われるので水分はこまめに飲
むようにします。早めに受診しましょう。
《急性胃腸炎》
病気のサインは、
①嘔吐、下痢、腹痛、血便や粘液便
②発熱(出ないこともある)
ウイルス性の胃腸炎よりも重症度が高く、入院にな
ることがあります。細菌に感染して起こる、いわゆる
食中毒で、O-157もこの一つです。
★治療とホームケア
薬は整腸薬と吐き止めが処方されます。下痢止めは
使用しません。受診の際は便の様子を伝えます。
《腸重積症》
病気のサインは、
①周期的に火がついたように泣く
②お腹にしこりがある
③嘔吐、イチゴジャム状の粘血便
腸が腸の中にもぐり込んで、どんどん奥に入ってし
まう症状で、自然に戻ることはありません。生後4カ
月~2歳ぐらいまで多く見られます。
発症してから24時間以上たつと手術することもあ
ります。
★治療とホームケア
発症してから24時間以内であれば、重なった腸を
押し戻す高圧浣腸でほとんど治ります。早めに受診し
ましょう。再発の可能性があるので入院することもあ
ります。
参考文献 株式会社学研プラス
『らくらくあんしん育児』
☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
16時半まで保育士がおります。
お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
ご予約お待ちしております。