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理事長BLOG

リグロスが適するケースについて

2023年11月26日

院長の奥井です。
今回はリグロスが適するケースについて説明したいと思います。
リグロスについては以前も投稿しました。

https://okui-dc.jp/2022/03/21/%E3%83%AA%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%81%A8%E3%81%AF%EF%BC%9F%E6%AD%AF%E5%91%A8%E7%97%85%E3%81%AE%E5%86%8D%E7%94%9F%E7%99%82%E6%B3%95%E3%81%A3%E3%81%A6%EF%BC%9F%E8%B2%BB%E7%94%A8%E3%81%AF%EF%BC%9F/

そのリグロスが適するケースについて説明したいと思います。

歯周病は簡単に言いますと「歯を支える骨が溶けてしまう」病気です。
それにより歯は支えがなくなりグラグラしてしまいます。
ですから歯が抜けないために歯を長持ちさせるために歯周病治療を
行うのです。

歯を支える歯槽骨が溶けるのには「水平的吸収」と「垂直的吸収」と
あります。
水平的吸収は全体的に並んでいる歯が同じように骨が溶けている状態で
歯周病の典型例です。
これに対し垂直的吸収はその歯だけ骨が吸収している状態です。
その垂直的吸収にも一壁性や二壁性などその歯の接する面の吸収している
面数によって分けられています。
話は戻りますが垂直的吸収はその歯が噛むときによく当たるとか負担が
かかる場合に起こることが多いです。ですからその歯を少し削って当たらなく
したりとかしますが、一旦吸収した骨は戻りにくくそのためリグロスで
骨再生を期待します。


この場合は青点部分の骨吸収がありますがレントゲンの盲点で
歯と歯の間でない歯の頬や舌の麺は骨の吸収が映らなく診断に
苦慮します。


しかし歯茎を開いてみますと青線部分の骨が吸収しています。


リグロスを注入しているところです。


縫合したところです。

このように骨の一部が吸収しているケースがリグロスの
適応症と言えます。

リグロスについての注意ですが、リグろすは歯周病治療が
ある程度行われた段階でないとできません。初診時には
できないという事になります。

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