院長の奥井です。
今回は歯と歯の間の診断のために バイトウィング(咬翼法)レントゲンについて
説明したいと思います。
歯科で初診時に撮影するのが多いのがパノラマレントゲンです。
画像がパノラマレントゲンです。一枚で全ての歯が映り顎の骨や上顎骨洞という副鼻腔、顎関節も映り非常に色々な情報を得る事ができます。
しかし1本1本の歯を細かく見ようとすると画像が荒くなってしまいます。
これはパノラマレントゲンを拡大したものです。
青点の部分ですが、歯と歯の間が重なってしまいます。
そこでバイトウイング 咬翼法(こうよくほう)というレントゲン撮影があります。
これはデンタルレントゲンという3センチ×4センチのフィルムで撮影するもので、数本の歯を診断する事に適しています。
バイトウイングはデンタルレントゲンフィルムの真ん中に発泡スチロールを貼り付けますので、形が翼の様に見えるため、咬翼法と言います。
発泡スチロールを噛んで撮影しますので上下の歯が一度に撮影できます。
画像がバイトウイングです。
バイトウイングの最大の利点は歯と歯の間がしっかり映る事です。
ですからパノラマを撮影してから歯と歯の間が重なって映っている場合、念のためにバイトウイングを撮影して詳しく調べる事も大切と思います。