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理事長BLOG

歯石の種類について 縁上(えんじょう)歯石 縁下(えんか)歯石の違い

2022年10月20日
院長の奥井です。
今回は歯石の種類について 縁上(えんじょう)歯石 縁下(えんか)歯石に
ついて説明したいと思います。

以前も縁下歯石について投稿しました。

https://okui-dc.jp/2021/12/12/縁下歯石(はぐきの中のしせき)について/

今回はさらに復習で縁上歯石についても説明していきます。

歯石には縁上歯石、縁下歯石の2種類があります。
縁上 縁下とは歯肉縁という歯と歯茎の接する部分を
境とし歯肉縁から上を縁上、下を縁下と言います。
ですから縁上歯石は歯肉より上の見える歯石になります。


画像の黄色いものが縁上歯石です。
歯垢(プラーク)という細菌の塊が長期間、歯の表面についているとき、
唾液に含まれるカルシウムやリン酸がプラークについて
石のように硬くなったものが歯石です。
プラークは、およそ2週間で歯石となります。

歯石は硬く歯ブラシでは落とせません。
歯科医院でのスケーラーという刃物のような器具で除去します。


画像の黒いものが縁下歯石です。
本来縁下歯石は、先ほど述べましたように歯肉縁下といい
歯茎の中の歯の面につきます。しかしこのように
見える場合もあります。
縁下歯石は縁上歯石がつき不衛生な状態になると歯周ポケットが作られ
その中に形成されます。縁下歯石の成分は血液中のカルシウムです。

歯石の害は歯石がつきますと表面に菌がつきやすくなります。
特に縁下歯石の場合は、その菌が悪さをして歯槽骨(しそうこつ)という
歯を支える骨を溶かしていきます。
骨が溶けていけば歯がぐらぐらし最後には抜け落ちてしまいます。
そのため歯石除去が必要なのです。

縁下歯石除去の動画です。

https://www.youtube.com/watch?v=Se7Qv5LapYE

なお縁下歯石は縁上歯石を除去し一定期間後に歯周ポケット検査を
行わないと除去できません。

定期的に歯石を除去し、健康は歯の維持に努めることをお勧め致します。

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