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理事長BLOG

食物アレルギーのある赤ちゃんについて 離乳食の進め方は? 宿泊旅行はどうしたら良いの?

2022年4月19日

 こんにちは、保育士の高梨です。 

 食物アレルギーはほとんどが0歳児に発症します。
その多くは、食物アレルギーの関与する乳児アトピー
性皮膚炎です。
 
 生後3~4カ月から顔に湿疹ができ始め、徐々に全
身に広がっていきます。でき始めの時に、一度専門医
に相談すると良いです。

①食物アレルギーのあるお子さまの
             離乳食の進め方は?

 離乳食開始前に食物アレルギーと診断されても離乳
食を遅らせなくても良いです。

 まず少量の1さじをあげてみて、様子を見ながら、
離乳食を始めます。原因食物が特定されたら、それら
を除去したうえで、離乳食を進めていきましょう。

《離乳食を始めるまでに》

 食物アレルギーの関与する乳児アトピー性皮膚炎と
診断された場合   
         ⇩
      スキンケア軟膏療法
         ⇩
       皮膚症状改善
         ⇩
       離乳食スタート

 3大食物アレルギー(鶏卵、牛乳、小麦は、3歳まで
に50%、小学校入学までに80%~90%のお子さ
まが食べられるようになっています。焦らず、定期的
に医師による食物経口負荷試験を受け、除去が解除さ
れることを目指しましょう!

《離乳食の始めるポイント》

☆初めての食物は平日の昼間に

 新鮮な食材を十分に加熱し、1さじからあげます。
症状が出た時に医師の診察が受けやすい平日の昼間
に与えましょう。

☆乳児の原因食物は、鶏卵、牛乳、小麦が多い

 乳児の原因食物の9割を占めるので、注意が必要で
す。粉ミルクはアレルギー対応のミルクもあります。

☆体調の良い時にする

 風邪をひいていたりして体調を崩している時は治っ
て元気になるまで待ってから始めましょう。

※離乳食の開始を遅らせたり、疑わしい食品を自己判
 断で除去しないでくださいね。

②宿泊旅行はどうしたら良いの?

 食物アレルギーのお子さまを持つ家庭は、旅行をあ
きらめたり、近場にしようか、という声を聞きます。

 外食時のお店探しに一苦労して、旅行に楽しむ余裕
がないかもしれません。しかし、前もって準備をして
おけば、旅に余裕が出てくると思います。

《楽しく安心して旅行するためのポイント》

☆旅行先の宿や飲食店でのアレルギー対応食の確認

 前もって、宿泊先で聞くことが必要になります。ア
レルゲンとなる食品を除いてもらえるかや、レトルト
食材の持ち込みが可能かを聞きましょう。

☆緊急時に備えて、近くの医療機関があるか確認

 万が一、旅行中に発作があることを考えて、滞在先
の近くに24時間救急対応の医療機関があるか確認す
る必要があります。

☆宿泊先の客室環境が整っているか確認

 喘息や発疹があるお子さまは寝具の材質なども確認
する必要があります。またアトピー性皮膚炎併発の場
合シャンプーなども気を付けなくてはなりません。そ
の場合、持参した方が安全でしょう。

《旅行へ行くときの持ち物チェック》

☆健康保険証、乳幼児医療証、母子手帳

☆薬、お薬手帳

☆食べられる食品やおやつ

☆旅行先の情報リスト(レストラン、アレルギー対応
 食品を購入できるお店)

※しっかり前持った対策をしておけば、いざとなって
焦らなくても良いです!旅行を思いっきり楽しみたい
ですものね。


参考文献 ナツメ社
   『食物アレルギーのつきあい方と安心レシピ』
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☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
       16時半まで保育士がおります。  
 お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
           ご予約お待ちしております。


 

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