院長の奥井です。今回は歯茎の移植手術 遊離歯肉移植術(FGG)
について説明したいと思います。
歯周病やブラッシングの力が強いことなどで歯茎が下がる(歯肉退縮)
ことがあります。その場合に上あごの歯茎を採取してその足りない部分に
移植することを遊離歯肉移植術(FGG)と言います。
遊離歯肉移植によりブラッシングの刺激に強く、細菌に負けない
硬くしっかりした歯茎(角化歯肉)を増やします。
また歯の根元が露出してしみる症状(知覚過敏)を和らげます。
ただし手術部位が2カ所になるため術後の痛みが2カ所になることや
場所によっては腫れたり痛みが続くこともあります。

画像は赤点部分の歯肉が下がっています。
この部分に歯肉移植を計画します。

上あごから歯肉を採取します。

採取した歯肉です。結合組織といういわゆるスジの部分が
多くないといけません。また脂肪組織は付着の邪魔をしますので
削がないといけません。

術直後の状態です。

1ヶ月後の状態です。硬い歯肉ができています。
この様に歯肉移植は難しい手術にはなりますが、
歯茎が下がった方や硬い歯肉がない方の場合に
適応できる手術になります。
ただしブラッシング圧が強い場合、この手術を機にブラッシング圧を
弱めないとまた歯肉退縮を起こしますので、注意が必要です。
この記事は院長が投稿しました。
プロフィール
医療法人爽誉会おくい歯科 院長 奥井英幹
1999年より名古屋市北区で開業しております。
骨造成を含むインプラント治療 ワイヤー装置を用いた
全顎矯正治療に歯周再生療法 小児矯正と幅広く診療
しております。またスタッフ採用、教育にも力を入れ
十分な体制でのチーム医療を提供できるように
院内スタッフと診療にあたっています。
地域で一番の診療所を目指しております。














