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理事長BLOG

乳幼児の「歯と口の成長発達に応じた食べ方」④12カ月~18カ月

2021年5月7日

 こんにちは、保育士の高梨です。

 今回も乳幼児の「歯と口の成長発達に応じた食べ
方」を月齢別にご紹介していきたいと思います。

《12カ月~18カ月(手づかみ期)
 手づかみ食べ機能獲得期・食具食べ機能獲得期》

 この頃から8本から16本の歯が生えてきます。
上下、左右、前後と様々な方向に動かし、頬・顎な
どと協調した動きができるようになってきます。

《手づかみ食べ機能獲得期》
 
 ☆ポイント

①加熱した野菜のスティックやおにぎりなどを持ち、
 一口量をかじり取る練習をしましょう。
  (肉だんごぐらいの歯ぐきで噛みつぶせる固さ)

②手づかみと前歯で触れながら食べることで、食べ
 物の大きさ・かたさなどの認識や自分に適した一
 口量を自然に学習していきますので、あせらずじ
 っくりと手づかみで食べる時期を見守ることが重
 要です。

③水分の飲み方

 自分でコップで飲む練習をしましょう。

始めは、おちょこなど飲み口が広く小さい器に慣れ
てきたら、軽くて両手に取っ手のついたものを選ん
でみると良いでしょう。

 ★コップでの水分摂取がうまくいってない場合

※ジュースやお茶などを飲むときに「ぴちゃぴちゃ」
 と舌を出すように飲む
※口からこぼす
※むせる

これらの様子が見られた時は、一つ前の段階(スプー
ン飲み)に戻って練習しましょう。

④食事の時は窒息予防のため必ず大人がそばで見守
 りしょう。

《食具食べ機能獲得期》

 ☆ポイント

①食具として始めにスプーンを使います。

 ❶手のひらで握るパームグリップ
 ❷5本の指を使って握るフィンガーグリップ
 ❸えんぴつ持ちのように3本の指で握る
  ペングリップ
  の順で徐々に学習していきます。

②よだれが多いようでしたらまずは耳鼻科にて鼻炎な
 どの治療の必要性がないか診てもらいましょう。
 口唇を閉じる力も関係する場合もあるため、ヨーグ
 ルトなどを介助下で捕食する際の口唇閉鎖を見直し
 してみるのも良いです。

③上手く噛めないようであれば、今一度、歯での咀嚼
 が可能な食形態を確認してみましょう。

④飲み込めないようなことがあれば、口の中の状況、
 口腔機能発達とパサパサとして飲み込みにくいなど
 食形態の不一致があるため、確認してみましょう。

参考文献 知多半島5市5町保健所作成
      『乳幼児の口腔機能支援ハンドブック』

赤ちゃん スプーン イラスト無料 に対する画像結果

☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
     16時半まで保育士がおります。   
 お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
      ご予約お待ちしております。

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