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理事長BLOG

乳幼児の「歯と口の成長発達に応じた食べ方」③9カ月~11カ月

2021年4月30日
こんにちは、保育士の高梨です。

 今回も乳幼児の「歯と口の成長発達に応じた食べ
方」を月齢別にご紹介していきたいと思います。


《9~11カ月(かみかみ期)
 押しつぶし機能獲得期→すりつぶし機能獲得期》

 この頃は、上下前歯が2本ずつ生えた時期が目安
です。口の中に取りこんだ食べ物を、舌で上顎に押
しつぶし、飲み込みやすい状態にします。
            (押しつぶし機能獲得期)

 その後、口に入ってきた食べ物を将来、歯の生え
てくる歯ぐきですりつぶす機能が発達してきます。
この時期は、すりつぶした食べ物を口の中でまとめ
ることができるようになってきます。
            (すりつぶし機能獲得期)

 ☆ポイント

①離乳の形態は、歯ぐきでつぶせる固さのものを与
 える。
 (指でつぶせるバナナぐらいの固さにしましょう)

②やわらかめのものを前歯で少しずつかじり取らせ
 るようにしましょう。

③手づかみ食べが始まる時期で、見守りながらやら
 せてあげましょう。

④介助でコップから飲めるようになります。
 
 水分の飲み方

始めは、ティースプーンなどを横にしてすする動きが
みられるように促し、一口飲みができるようになった
ら、少しずつカレースプーンを使って水の量を増やし
2~3回ゴクゴクと飲めるようにします。

 次にコップから飲める練習をしましょう。

コップに入れる水の量は少なくした方がこぼれにくい
です。コップは大人の介助が必要です。

 水分を口角からこぼしてしまったら、コップの量を
極少量にし、コップの縁を上下の唇で挟むようにして
みましょう。

 コップ飲みが上手にできるようになってからストロ
ーを使わせましょう。

⑤食べ物を丸飲みしてしまったら、赤ちゃんせんべい
 等お口の中ですぐに溶けるお菓子や食べる機能発達
 に応じて蒸しパンなどかじり取る経験をしていきま
 しょう。

 《押しつぶし機能獲得期の離乳食例》

 7倍粥、みじん切りの野菜、うどんがゆなど舌で上
顎に押しつけてつぶせる程度のものが基本です。

 《すりつぶし機能獲得期の離乳食例》

 全粥、やわらかいごはん、ひき肉、白身魚など歯ぐ
きで噛みつぶせるくらい、やわらかいものが基本です。


 参考文献 知多半島5市5町保健所作成
      『乳幼児の口腔機能支援ハンドブック』


離乳食 子ども イラスト無料 に対する画像結果

☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
     16時半まで保育士がおります。   
 お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
      ご予約お待ちしております。

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