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理事長BLOG

歯根破折 ブリッジの支台歯の破折について

2024年10月20日
院長の奥井です、
今回は歯根破折 ブリッジの支台歯の破折について
説明したいと思います。

一般的に神経をとった歯で特に差し歯になった歯は
割れる可能性が高くなります。
神経を取った場合、根っこに棒状の穴を開け、そこに
棒を差し込んで差し歯とします。そのため棒に応力が集中し
根が割れてしまうことがあるのです。
さらにこれがブリッジといい歯を失った場合、両隣の歯を
削って繋げて被せた被せ物の場合は可能性がより高くなります。


レントゲンの青点部分に黒い影が見えます。
これは歯を支える歯槽骨という骨が吸収している事になります。
このような場合、破折や亀裂の可能性が非常に高くなります。


ブリッジを外したところです。
青点部が腫れています。
なぜブリッジを外したかと言いますと
外して根っこに亀裂がないか確認するためです。
この場合は明らかな亀裂が認められませんでした。


歯茎を切開しますと青点部が骨が欠損しています。
そして歯を凝視しますと亀裂が認められ動揺も
著しく抜歯とさせていただきました。


抜歯した歯です。
矢印部分が破折している部位です。


縫合した状態です。

このようにブリッジの支台歯(しだいし ブリッジを支える歯のこと)
は負担がかかり破折の可能性が高まります。これがブリッジの
最大のリスクになりインプラントの方が周りの歯には安全な治療と
言えるかと思います。

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