こんにちは、保育士の高梨です。
今回からは、0歳からの教育について書いていきま
す。赤ちゃんは、親などからお世話をしてもらって学
習しないと生きていけません。この時、しっかりと脳
の働きかけをしてあげると、間違いなく脳は成長しま
す。
《シナプスを増やそう!》
シナプスとは、神経細胞であるニューロンと次のニ
ューロンをつなぐ接合部のことです。このシナプスを
増やすことにより、神経細胞の神経回路が多くなり、
情報の伝達が強くなります。つまり、頭が良いといわ
る脳になります。
シナプスは1歳から3歳までに急激に増えます。でも
3歳から5歳をピークに次第に減っていきます。これは
つながらなかったシナプスを持つ神経細胞が死滅する
ためと考えられています。この時期に繰り返し学習が
大切なのは、常に刺激を与えることで、シナプスを増
やすことです。神経回路を強固にして密度を維持する
と同時に、減ることを前提として、よりたくさんのつ
ながりをつくることが大切になってきます。
《0歳からどのように接したら良いの?》
①他の赤ちゃんと比較しないようにしよう!
産まれ時から個人差はあります。他の赤ちゃんと比
べて一喜一憂しないようにしましょう。
②放ったらかしにしないようにしよう!
赤ちゃんは一人で生きていけません。しっかりと面
倒を見て、一つ一つ教育しなければいけないのです。
③毎日学習させよう!
0歳だから学習なんて分からないであろう!いうこ
とは間違いです。赤ちゃんに5感や体を刺激してあげ
ることで、脳の刺激になり脳が発達します。
④親も一緒に学習しよう!
0歳は一生の中で一番変化が激しい時期です。産ま
れた時から個性があります。親は子どもの個性を生か
すことが大切です。親は赤ちゃんの成長に合わせてあ
げましょう。
⑤親の体力は必要です!
赤ちゃんは毎日刺激を与えると成長します。もし脳
に刺激を与えないと、シナプスの増加は止まってしま
います。親は赤ちゃんが起きているときはなるべく優
しく言葉がけをしたりスキンシップをしたり、気候が
良い時に外に行って色々な物を見たり触ったりして五
感を刺激してあげましょう。それには親の体力は不可
欠です。
⑥赤ちゃんと接することを楽しみましょう!
正しい働きかけをしていれば、学習の成果は必ずつ
いてきます。育児は大変でも赤ちゃんと密に接しなが
ら楽しんで学習をさせてあげましょう。
参考文献 大和書房
『天才脳をつくる0歳教育』
☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
16時半まで保育士がおります。
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