こんにちは、保育士の高梨です。
子どもには真っ白に生えてきた歯を丈夫にまた、き
れいに揃った歯にしたいと思うのは、保護者として当
然な事です。
前回も伝えましたが、定期検診は勿論必要ですが、
ご家庭でも毎日の生活で歯並びが悪くなるのを予防で
きることがあります。
★口呼吸をしない(口呼吸で生じる体への悪影響)
①虫歯や歯周病になりやすくなる
口呼吸をするとお口の中が乾燥し、唾液の量も減
少します。唾液には、歯や歯茎についた細菌を洗い
流す作用(自浄作用)や虫歯や歯周病菌の増殖を抑え
る作用(抗菌作用)があります。
唾液の減少により、虫歯や歯周病の原因になりま
す。
②口臭の原因になる
お口の中が乾燥することで、細菌が増殖し、口臭
の原因になります。また、虫歯や歯周病にもなりや
すいため、細菌臭や膿、血液の匂いが混じって、余
計に口臭が強くなります。
③風邪を引きやすくなる
鼻の穴には鼻毛や粘膜があり、呼吸で吸いこんだ
空気中に含まれるウイルスや病原菌が入りやすい状
態をつくってしまいます。また免疫力も低下してし
まいます。
④睡眠を妨げる
口を開けて寝るということは、舌がのどに落ちて
気道を塞いでしまい、睡眠時無呼吸症候群を引き起
こす原因になることがあります。また喉を圧迫する
ことは、いびきをかきやすくしてしまいます。質の
良い睡眠がとれないと、日中、集中力に欠けてしま
うことになります。
⑤歯並びや顔変形にも影響
常に口が開いている状態では、舌を喉の奥に引き
込む筋力を鍛えることができず、歯が前歯を押して
しまうため、前歯が飛び出す形になったり、顎の成
長にも影響が出てきて、歯並びが悪くなってきてし
まいます。
★日常の中で姿勢をよくすることを意識する
座っている時の頬杖は歯並びを悪くしてしまいま
す。
片側の顎に力が偏ってしまい、成長期である顎の形状
が変化し、頬杖をついた反対側に顎が押されます。
頬杖をついた方の手が歯に当たっていれば、その歯
を少しずつ倒す力となってしまうため、歯が傾いてし
まいます。
猫背も良くありません。前の方の歯でしか噛まない
癖がついてしまいます。食事の際は姿勢を正し、前歯
で噛み切り、奥歯ですり潰すことを意識し、食べ物の
歯の機能に合わせて正しく食べましょう。
また、指しゃぶりも歯並びに影響してきます。毎日
の癖が後々響いてきてしまうので、注意しましょう。
子どもの歯並びのためには遺伝の心配よりも虫歯予
防、食生活、生活習慣に気をつけることが大切です!
参考文献 海苑社 『歯っと⁉驚く予防歯科ブック』
☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
16時半まで保育士がおります。
お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
ご予約お待ちしております。