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理事長BLOG

乳歯の歯石について

2024年4月4日
院長の奥井です。
今回は乳歯の歯石について説明したいと思います。

歯石は元々、歯垢(しこう)のカルシウム成分が混ざって
固まったものになります。
また歯垢は細菌の塊になります。
赤ちゃんのお口の中は生まれた直後は無菌なのですが、
同じ食器やスプーンを使ったり、口でフーフーと冷ましたりといった食事の時や、
キスなどのスキンシップから感染してしまいます。
お口の中に菌が入り込むと、歯垢を作って繁殖します。これが歯石に変化します。
歯垢の中で繁殖した菌が出す酸によって歯が溶けて虫歯になりますので
「歯石が付いているということは虫歯になりやすいのでは?」と心配になると
思いますが、赤ちゃんは比較的唾液の分泌量が多いため、虫歯菌の繁殖を抑制してくれる作用が
働くため歯垢が形成されにくいとされています。奥歯が生える前の赤ちゃんであれば、歯石が
付いていたとしても、虫歯になりやすいとは考えにくいと言えます。

しかし歯石はできれば取れたら取ったほうが良いです。

 
青点の中の白い塊が歯石になります。


歯石を取った後です。
綺麗になっています。

歯石は取ったほうがいいですが、お子様の年齢や協力度により
取ることが難しい場合もあります。
詳しくは歯科医院でご相談ください。

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