こんにちは、保育士の高梨です。
今回は、幼児期に歯並びを悪くしないための予防を
書いていきます。
顎の骨は6歳までに80%成長すると言われていま
す。この時期が一番歯並びを考えることが大切です。
《どうしたら歯並びを悪くしないようにできるの?》
①「お口ポカン」のくせをなくす
口をいつも開けたままでいると、前歯に正しい力が
入らず歯が前方に傾く傾向があります。これは「出っ
歯」などの不正咬合の原因になります。
口を開ける癖が続いていると上下の歯が合わない状
態を引き起こすことがあります。食事の時に、歯がう
まく噛み合わせずらくなり、舌で前歯の方に押し付け
たり押し出すような食べ方になりがちです。
出っ歯や受け口の原因になってしまいます。また、
鼻が悪くて口呼吸している場合もあるので注意が必要
です。
②舌の正しい位置
舌は常に上顎に付けておくのが正しい定位置です。
③うつ伏せ寝や頬杖は注意
このようなことが習慣になっている子どもがいます
顎や歯に同じ方向から力が加わっていると子どの骨格
がまだ柔らかいので動いてしまいます。これが顔のゆ
がみになり歯並びも影響を受けてしまいます。
④猫背は歯に影響を及ぼす
前かがみでいると呼吸がしにくく、知らない間に上
顎を前に突き出します。そうなると頭のバランスをと
るために下顎が後退するようになり、下顎の発育が抑
制され、歯列不正につながります。
⑤指しゃぶり、爪を噛むことはやめましょう
このようなことが続くと、まだ軟らかい顎の骨格
をゆがめてしまいます。
《顎育てをしよう》
3歳から6歳は『食育・機能訓練・悪習癖の改善』
になります。
正しい口腔機能を身につけることが大切です。
☆正しい口腔機能とは?
①鼻呼吸をしている
②唇を閉じている
③下の正しい位置と動き
④十分な噛む力
⑤顎の正しい位置と発育
⑥良い姿勢
☆顎育てで最も大切なのは?
①食事中の姿勢
落ち着いて食事をしましょう。
②食事中の飲み物
飲み物で流し食べをしないようにして、しっかり噛
む習慣をつけましょう。
③おかずについて
1口大以上の大きさのおかずを出し、前歯を使って
嚙み切って食べるようにする。
④テレビなどを見ながらの食事はやめる
しっかり咀嚼して、噛む習慣をつけることが大切で
す。
参考文献 現代書林 『0歳からの歯育て』
☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
16時半まで保育士がおります。
お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
ご予約お待ちしております。