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理事長BLOG

顔まで腫れる炎症 急性歯根膜炎について

2023年10月15日
院長の奥井です。
今回は顔まで腫れる炎症 急性歯根膜炎について
説明したいと思います。

虫歯が進行し、細菌が歯の根元を覆っている歯根膜や
歯の骨の一部にまで感染し、炎症を引き起こす病気のことを
急性歯根膜炎と言います。

急性歯根膜炎になりますと症状が強い場合は顔が腫れます。
熱が出たりすることもありますし、またお口が開けづらくなる
事もあります。
その前に受診することが良いのですが、一旦神経を取った歯などは
再度感染しても気づかない事もあります。


急性歯根膜炎の症状として顔面が腫れて
顔が赤みを持つこともあります。


この場合は右下奥歯ですが、青点で囲まれた部分が
腫れて押すと膿が出てきます。


レントゲンでは青点で囲まれた部分が、完全に骨が溶けています。
骨が溶けるとレントゲンでは黒く写ります。
レントゲンは硬い組織は通過しませんので骨のような
組織は白く写るからです。


銀歯がつながっていましたので連結部を切断すると
抜けてしまいました。
そして矢印が膿です。
このようにまず膿を出して中の圧を取り除き少しでも
痛みを取り除くことが必要です。

急性歯根膜炎の症状が強い場合は蜂窩織炎といい
喉の方まで腫れてくる事もあります。
症状により口腔外科に紹介させていただく場合も
あります。

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