こんにちは、保育士の高梨です。
今回は、ミネラルについて書いていきます。
ミネラルと聞くとそんなに大切ではないのでは?と
思いがちですが、不足すると発育・発達に影響を及ぼ
すと言われています。
ミネラルは、食事からしか摂取できなくて成長期に
とても大切な栄養素です。ミネラルは、16種類のミ
ネラルがあり体を作ったり体の調子を整え、骨や歯を
作るカルシウム、体中に酸素を運ぶ赤血球の主成分と
なる鉄分です。
ミネラルは、バランス良く摂ることが大切ですが、
食事から摂取したミネラルが全て体に吸収できなく、
種類によっては数%にとどまることがあり、吸収され
にくいミネラルがあります。
また食べ合わせや体の状態によってもミネラルの吸
収率が変化します。
カルシウムは、授乳中から摂取できていますが、1
歳を過ぎ幼児期以降になって不足すると骨の影響を及
ぼします。
また大人になるとカルシウムは、カフェイン、アル
コール、食塩と一緒に摂ると高齢や閉経後になった時
吸収されにくくなります。
鉄分が不足すると、鉄欠乏性貧血になり、脳への酸
素や栄養補給にも影響があります。脳神経の発達の遅
れは運動機能の発達にも影響します。
カルシウム、鉄分をしっかり摂って筋肉を沢山付け
ましょう!
《鉄分を上手に摂る方法》
①多種類の食品を使う
肉類、魚介類、野菜、豆類、穀類と色々な種類があ
ります。バランスよく食べることが大切です。
②牛肉、鶏肉をを摂り入れる
赤身の肉、鶏肉、豚肉などは、ヘム鉄(たんぱく質
と結合した状態で存在する鉄分)を多く含み、吸収率
がアップします。
③ビタミンCを含む食材を摂り入れる
鉄分の吸収を促進する作用があります。レモン、オ
レンジ、トマト、ブロッコリーなどがあります。
④鉄分の吸収を妨げるカフェインは摂らないで!
紅茶やコーヒーに含まれるタンニン(カカオ豆コーヒ
ー等に含まれている成分で水に溶けやすく、たんぱく
質を凝固させる性質がある)は、鉄分の吸収を妨げるた
め、食事の際は控えましょう。
⑤1歳前は牛乳を避ける
1歳前に牛乳を毎日与えると腸管から微量の出血が
見られることが分かっています。出血によって鉄が失
われないように牛乳を避けましょう。調理の時に少量
なら大丈夫です。幼児期から飲ませても大丈夫です。
1~2歳頃は牛乳で、1日300ml~400ml
または、チーズで1枚、ヨーグルトは1個(70g)でも
良いです。牛乳アレルギーのお子さまはアレルギー用
の牛乳もあります。
※食事はバランスよく食べることが大切です。1日に
30品目を目指して食事を摂りましょう!
参考文献 主婦の友社
『はじめてママ&パパのしつけと育脳』
☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
16時半まで保育士がおります。
お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
ご予約お待ちしております。