こんにちは、保育士の高梨です。
今回はたんぱく質について書いていきます。
たんぱく質は、脳、筋肉、骨、皮膚、髪の毛、爪、
内臓、血液など全ての材料となり、重要な栄養素にな
ります。
たんぱく質は、約20種類のアミノ酸で構成されま
す。
アミノ酸⇒体内で合成できない必須アミノ酸と体内
で合成できる非必須アミノ酸に分類されま
す。
必須アミノ酸⇒イソロイシン・ロイシン・バリン・
ヒスチジン・リシン・メチオニン・
トリプトファン・フェニルアラニン
スレオニン
以上の9種類は胎内で合成されないの
で食事から摂取しなければなりません
非必須アミノ酸⇒アスパラギン・アスパラギン酸・ア
ラニン・アルギニン・システイン、
シスチン・グルタミン・グルタミン
酸・グリシン・プロリン・セリン・
チロシン
以上11種類は体内で作ることがで
きますがこのうち、アルギニンは乳
幼児では合成量が少ないため立場と
して準必須アミノ酸と考えられてい
ます。
非必須アミノ酸は、グルタミン酸から合成されてい
る物が多いため、グルタミン酸を多く含む食品(魚介類
や海藻類が不足することで、非必須アミノ酸であって
も体内で不足する可能性があるといわれています。
《たんぱく質の食材を取ろう!》
①乳製品
チーズ、バター、ヨーグルト、クリーム、アイスク
リーム、乳酸菌飲料などです。
チーズは、カルシウムとたんぱく質の両方を摂るこ
とができます。乳製品は、神経伝達物質の材料となる
必須アミノ酸が豊富です。また、骨や歯をつくるカル
シウムもたっぷり含まれています。チーズは塩分と脂
肪分が多いので、離乳食の時は注意しましょう。
②卵
必須アミノ酸を多く含みます。ビタミン・ミネラル
脂質・ビタミンB2やビタミンA・鉄分・レシチンが
豊富でバランスが良い食品です。
離乳食の時は、始めはしっかり固ゆでした卵黄を使
い、慣れてきたら固ゆでした卵白も使いましょう。
③大豆
大豆は良質なたんぱく質で、豆腐は離乳食初期から
使うことができます。またカルシウム、鉄分も豊富で
す。
④青魚
さんま、あじ、さばなどの青背魚は、良質な脂質が
豊富です。前のブログにも書きましたが、DHA、E
PAが豊富です。毎日の食事に取り入れたいです。ま
たカルシウムの吸収を助けるビタミンDも含まれます
酸化しやすいので新鮮な物を手早く調理しましょう。
⑤赤身肉
貧血予防に効果的な牛赤身肉、レバーに多い食品で
す。9カ月以降は積極的に取り入れたいです。肉や魚
など、動物性油脂に豊富なアラキドン酸は、脳の発達
を促します。
※たんぱく質は毎回の食事で積極的に取り入れたいで
す。頑張って調理しましょう!
参考文献 主婦の友社
『はじめてママ&パパのしつけと育脳』
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