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理事長BLOG

乳歯の歯茎が腫れた場合 急性化膿性歯根膜炎について

2023年3月26日
院長の奥井です。
今回は乳歯の歯茎が腫れた場合 急性化膿性歯根膜炎について
説明したいと思います。

小児患者様の歯茎が急に腫れてくることは、よくある事です。
よくありますのは急性化膿性(かのうせい)歯根膜炎(しこんまくえん)
になった場合です。

乳歯が虫歯になり虫歯を削って詰め物を詰めることはよくあります。
しかし虫歯が深い場合など、あまりに神経に近い場合は詰め物で
遮断しきれない事が多く、唾液中に細菌などに感染してしまい
神経が腐ってしまうことがよくあるのです。

その場合、永久歯と違い乳歯は神経が鈍感にできており「しみる」
様な症状はあまり出ません。
ですから発見が遅れ、噛んだら痛い程度から急に腫れる事が多いのです。


画像の様に黒いヒトデの様な部分が神経なのですが
この神経にぎりぎりに詰め物が詰めてあり
神経が感染してしまうことがあります。


画像の様に腫れてくることはよくあります。

これは乳歯の周りの骨が柔らかく炎症が進みやすいためです。
乳歯の周りの骨が柔らかくないと将来永久歯が出てこれないのも
あるからです。

この場合は詰め物を外し、根っこの治療を行い場合により
腫れた歯茎を切開し膿を出します。

詰め物を詰めた歯が噛んだら痛いとか違和感がありましたら
ご来院されますことをお勧め致します。

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