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理事長BLOG

デンタル10枚法 詳しい診断のために

2022年10月9日

院長の奥井です。
今回はデンタル10枚法について説明したいと思います。
歯科のレントゲンは大きく分けますとパノラマレントゲンとデンタルレントゲンの2つがあります。
パノラマレントゲンはお口全体が一度に写りますりあごの関節や首、副鼻腔まで写り特に初診の時など、全体像を把握するのに適しています。

これがパノラマレントゲンです。
全体が写りますが、その代わり一本一本の詳しく見ようとするといわゆる「ピンボケ」してしまいます。

それに対しデンタルレントゲンは小さなレントゲンで、一本一本の歯を詳しく診断するのに適しています。しかし当然ですが、撮影できる範囲が数本ですので、全体像は見えません。

そこで今回の10枚法です。10枚法とはデンタルを10枚撮影したものです。全ての歯を撮影すると10枚になります。また親知らずがある場合、14枚になる事もあります。

これが10枚法です。10枚法で診断できる事を一部ペンで入れてみました。
パノラマではわからない細かい事がわかります。
ただ10枚法では首の骨や下あごの骨、副鼻腔は写りませんので、その辺りを診断したい場合はパノラマが必要になります。

 



10枚法を印刷して患者様にお渡しするためにコメントを書いたものです。
これによりおおよそ何回回数がかかるかなど把握ができますし後で患者様ご自身が見て確認ができます。

デンタルレントゲンは以前の投稿で述べましたように放射線量も少ないですので、それほどの心配はされなくて良いかと思います。

https://okui-dc.jp/2022/03/13/%E5%B0%8F%E5%85%90%E3%81%AE%E8%99%AB%E6%AD%AF%E6%B2%BB%E7%99%82%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6%E3%80%80%E5%B0%8F%E5%85%90%E3%81%AE%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%B2%E3%83

以上により10枚法は詳しい診断をするのに非常に有効なレントゲンです。
レントゲンのみのご費用は3割負担で1600円程度です(付随する検査料や基本診療料などは含みません)。ただし、患者様のお口の状況によっては行えない場合もありますので、ご相談されます事をお勧め致します。

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