院長の奥井です。
今回はマウスピース矯正についてです。
マウスピース矯正については伝えたいことが
たくさんありますので、まず今回は導入として
説明したいと思います。
歯並びを治す矯正治療には、大きく二つあります。
一つは
「固定式矯正装置」
といい歯に直接、接着などをし固定された矯正装置と
もう一つは
「可撤式(かてつしき)矯正装置」
といい患者さんが取り外しができる装置です。
固定式矯正装置は、患者さんが取り外せませんので1日24時間矯正作用が
働くというメリットがあります。しかしその反面、見た目が気になったり
固定式矯正装置の代表的なものは「ブラケット装置」になりますが、
そのブラケットが粘膜に当たって痛買ったり、歯磨きがしづらく
虫歯のリスクがあります。また何かイベントなどがあったときに
一時的に外すというのが難しいというデメリットもあります。
画像の装置がブラケットになります。
しかし固定式のため歯に確実に作用します。
対して可撤式矯正装置の代表的なものが今回お伝えする
マウスピース矯正です。
マウスピース矯正のマウスピースを矯正では「アライナー」
と呼びますので以下アライナーで説明致します。
アライナーは透明なプラスティックの素材のもので
取り外しとなります。
画像がアライナーです。
どのように矯正作用が働くのかといいますと
患者さんから型取りした模型からコンピューターで
シュミレーションして徐々に歯を動かしたアライナーを
何枚か作製し、一定期間ごとに患者さんが交換していくものです。
このアライナーも現在では非常に多くのメーカーが出ております。
また型取りも従来は粘土のような材料をトレーに入れて患者さんの
お口に入れて型取りする方法から今ではスキャナーを用いて
型取りを行うようになっています。
従来はこのような方法で型取りをしており気持ち悪く感じる場合や
苦しい場合も多々ありました。
口腔内スキャナーという装置を用いてスキャンします。
これにより従来の方法に比べ気持ち悪さは激減しました。
また多くのメーカーがあるという話をしましたが、当院では
クリアコレクト社のアライナーを使用しております。
アライナーを装着した状態です。
かなり改善しています。
あと場合にとっては赤線部分を師匠ない程度に歯を削って
対応したり、青部分は抜歯しましたが、抜歯が必要な
場合もあります。
装着した状態がブラケットに比べわかりにくい利点を持つ
アライなーですが、アライナーは1日22時間装着しないと
効果が期待できません。またアライナーを装着すると唾液が
排除されるため虫歯のリスクが高くなります。
アライナーの中に薬剤を注入して虫歯を予防することが
必要な場内もあります。
そしてアライナーとブラケットと比較しますと、ブラケットの
方が動きが速いため、ケースによってはブラケットの方が
向いている場合もあります。
今回はさわりの部分ですので、また詳しく説明していきたいと
思います。