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理事長BLOG

ぐらぐらの乳歯 乳歯の交換期について

2022年6月30日
院長の奥井です。
今回はぐらぐらの乳歯についてです。

今、学校歯科検診のシーズンです。
私も学校医をしております中学校に検診に行きますが、そこで感じますのが

「ぐらぐらの乳歯を放置している事が多い」

事です。

ヒヤリングしてみますと、やはりどうやら

「抜歯が怖い、痛い」

また

 「麻酔が怖い、痛い」

というのもあります。

今では抜歯は表面麻酔をして粘膜をしびれさせてから注射します。
この注射も比較的痛くない粘膜から歯茎へ段階的に麻酔しますので、
それだけでもかなり痛みが抑えられると思います。


画像のような表面麻酔を塗ります。


また麻酔の速度を遅らせる電動注射器を用います。
麻酔の速度が遅ければ遅いほど痛みを感じにくいです。

ですからぐらぐらの乳歯は歯科医院で抜歯してらうことを
おすすめします。

そしてなぜぐらぐらの乳歯を抜歯すべきかですが、

①ぐらぐらなので噛むと痛みを伴うため
②歯ブラシを当てると痛いので、その部位のブラッシングがおろそかになり
 歯肉が腫れたり、周囲の歯の虫歯のリスクが高まる。
③場合によっては永久歯が生えてくるのを邪魔してしまう。
④周囲が磨きにくいので汚れがたまり口臭の原因となる。

などがあります。


画像の青点に部分に永久歯が潜んでいます。


乳歯の下に永久歯が生えてきました。


レントゲンでは赤丸が乳歯で青点が永久歯です。
この場合は抜歯としました。
ただこの場合は矯正装置を装着中のため、ぐらぐらの
乳歯があるままでは、装置を快適に装着できないと
判断したからです。

まとめ
ぐらぐらの乳歯がある場合は、周囲が磨けない、よく噛めないなどの
事により抜歯をおすすめします。
また抜歯も麻酔を工夫すれば麻酔時の痛みをでにくいため
ぜひ歯科医院での抜歯をおすすめします。

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