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理事長BLOG

神経を取った歯の漂白 ウォーキングブリーチについて

2022年5月22日
院長の奥井です。
今回は神経を取った歯の漂白についてです。

虫歯や外傷などで神経を取った歯の場合、象牙質の変色が起こりやすくなります。
歯の血液循環が無くなるためで、特に象牙質に含まれているコラーゲンは、時間が経つにつれて変色し、色が濃くなっていきます。
この濃い色が半透明のエナメル質を通して見えるのが歯の変色となります。


画像の様な状態が歯の変色になります。

それに対して行うホワイトニング処置をウォーキングブリーチといいます。
ホワイトニングは漂白剤を塗布し光照射を行うオフィスホワイトニングや、
マウストレーの中に漂白剤を入れて漂白するホームホワイトニングがあります。
神経のない歯(無髄歯 むずいしといいます)の場合、歯の裏側に漂白剤を
入れることができますので直接漂白剤を入れて歩いているうちに白くなる
という意味でウォーキングブリーチと言われています。


このように漂白剤を注入します。


漂白剤が入った状態です。


漂白剤を入れた後、プラスティックで蓋をします。

ちなみに穴をあけた状態のまま、ホームホワイトニング材を
マウストレーに入れて他の歯と一緒にホワイトニングするという
方法もありますが、このウォーキングブリーチ法の方がより白くなります。


ウォーキングブリーチを行った後です。

ウォーキングブリーチは注意事項があります。
裏側に穴をあけた時に歯根に漂白剤がいかないように
しっかりセメントで封鎖しないと歯根が吸収されることが
あります。ですから歯の根元深くまでは漂白は難しいという
点はあります。
費用は1回5,500円(税込)~です。

お気軽にご相談下さい。

 

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