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理事長BLOG

食物アレルギーについて 離乳食で気を付ける事は? 3大アレルギーの対応は?

2022年4月15日

 こんにちは、保育士の高梨です。

 今回は、食物アレルギーについて書いていきます。
食物アレルギーは離乳食の時から食材に気を付けなけ
ればなりません。

☆食物アレルギーがあるときの離乳食のポイント

①離乳食で気を付ける事は?

《離乳初期 生後5~6カ月》

 原因が食物以外の食べ物は、避ける必要はありませ
ん。ベビーフードを使う時は原材料をチェックしまし
ょう。

 卵も鶏卵アレルギーでなければ、少しずつ食べさせ
ても良いです。食べ始めの時期を遅らせても食物アレ
ルギーの予防にはなりません。

 初めての食材は、平日の昼間に1さじから試してみ
ます。症状が出ても医療機関にかかれる時間帯だと安
心です。

《離乳食後期 9~11カ月》

 食物アレルギーの有無にかかわらず、9~11カ月
頃は、鉄分の需要が増えるので、赤身の魚やレバーを
利用しましょう。また、母乳育児ではビタミンDを含
む食品(さけ、いわし、サンマ、干しシイタケなど)を
とるように心がけましょう。

②3大アレルギーはどう対応すれば良いの?

 ★卵アレルギー

 卵を使った加工食品は沢山あります。
 マヨネーズ、練り製品(かまぼこ、ちくわなど)肉加
工品(ハム、ウインナー、ベーコンなど)、めん類(中華
麺、焼きそば、パスタなど)、パン類、菓子類、惣菜、
調理用粉など

 鶏卵アレルギーは、卵白に含まれるたんぱく質が原
因です。鶏卵は、加熱するとアレルゲン性(症状を起こ
す強さ)が低くなるので、火を通した鶏卵は食べられる
人もいます。食べられる鶏卵の量によって、摂取でき
る加工品の種類や量が決まるので、医師の指導に従っ
てくださいね。

 ★牛乳アレルギー

 牛乳を使った加工製品は、菓子類(アイスクリーム、
チョコレート、プリン、ケーキ、クッキーなど)、肉の
加工品(ハムやウインナーなど)、カレーやシチューの
ルー、惣菜(グラタン、クリームコロッケなど)

 加工食品の場合、アレルギー表示として、「バタ
ー」「チーズ」など「乳」がつかない表記が認められ
ているので、見落とさないように注意しましょう。

 1~2歳の子どもが1日で取りたいカルシウム量は
400~450mgで、3~7歳の子どもが1日で取りた
いカル量は、550~600mgです。
 牛乳アレルギーのお子さまは代用として、豆乳やア
ーモンドミルク、アレルギー用ミルクを使ってみる工
夫が必要です。

 ★小麦アレルギー

 小麦が使われている加工食品は、パン、麺類、餃子
の皮、カレーやシチューのルー、粉類(ホットケーキ
ミックス、唐揚げ粉、パン粉)、菓子類(ケーキ、クッ
キー、饅頭、スナック菓子など)

 最近はグルテンフリーが普及し、小麦不使用の製品
が増えています。原材料を確認しましょう。小麦と同
じ麦類に「大麦」「ライ麦」がありますが、全ての麦
類の除去が必要な人は少ないので、医師に相談して必
要な除去にとどめましょう。

 《小麦粉を使わない工夫》

麺類→米粉と使ったうどんやパスタを使う

パンやケーキ→米粉やそば粉、タピオカ粉を使う

フライの衣→米粉や片栗粉水で溶いたものをつけ、小
      麦不使用のパン粉、コンフレークや砕い
      たはるさめなどで衣をつける

☆食品を購入したら、成分表を見てくださいね!

参考文献 女子栄養大学出版部
    『子どもの食物アレルギーあんしんBOOK』

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☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
       16時半まで保育士がおります。  
 お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
           ご予約お待ちしております。

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