こんにちは、保育士の高梨です。
前回に引き続き、子どもの免疫力を高めるにはどう
したら良いかを書いていきます。今回は、免疫力を高
める食品はどんなものが良いかを書いていきます。
《免疫力を高める食品は?》
①豊富な野菜を摂ろう!
子どもの身体を育むのは食べ物です。毎日の食生活
で体ができています。とくに免疫力を高めるには豊富
な野菜を摂ることが大切です。
野菜に含まれるビタミン類は体の生理作用を調整す
る作用があったり、細胞に力を与えて免疫力を高めて
くれます。
免疫力の主役は、血液中の白血球です。体内に侵入
した細菌のうち、各臓器が防げなかった外敵と闘って
くれます。
☆白血球の働きを高める野菜や果物
なす、だいこん、大葉、ほうれん草など
りんご、いちご、キウイ、レモン、バイナップル
など
野菜には、便通を良くし、有害物質を排出してくれ
ます。体内では合成できないものばかりなので、食べ
物からしっかりと摂りましょう!
②サプリメントには頼らないようにしましょう!
ドラッグストアなどで様々なサプリメントが売られ
ていますが、気軽に摂ってしまいがちなので過剰摂取
をしないことが大切です。
例えば、ビタミンには水に溶ける‘’水溶性‘’と油脂に
溶ける‘’脂溶性‘’があります。
‘’水溶性‘’は多く摂取しても尿として排出されますが
‘’脂溶性‘’は体に蓄積され過剰症を引き起こす可能性が
あります。
☆水溶性の食べ物は何?
代表的な物で、肉、豆、玄米、チーズ、牛乳、モロ
ヘイヤ、オクラ、海藻類、いちご、みかん、アボカド
こんにゃく、卵など
緑黄色野菜を洗う時は手早く洗いましょう。ビタミ
ンが溶け出してしまいます。お味噌汁にした場合は、
お汁を飲むことでビタミンを摂ることができます。
熱に弱いのでサラダにすると効率よく摂取できます
☆脂溶性の食べ物は何?
レバー、卵、きくらげ、ほうれん草、キャベツ、白
菜、馬鈴薯、トマト、落花生、牛乳、内臓類、しいた
け、魚納豆、大豆など
油と一緒に摂ることで吸収されやすく、熱に強いで
す。
普通の食事では、栄養素が過剰になる前にお腹がい
っぱいになるので、摂り過ぎを心配する必要はありま
せん。その意味でも、栄養は食べ物から摂ることが大
切です。
③旬の食べ物を摂ろう!
旬の食べ物は一年で一番美味しい時期です。そして
栄養価も一番高くなります。
例えば冬の旬の野菜を摂れば、冷えた体を温めてく
れます。夏の旬の野菜は、汗で失われるカリウムなど
のミネラルや紫外線の弊害を軽減するための栄養素が
豊富です。
人間の味覚は、5歳までに決まります。人間の味覚
の基本は、甘味・塩味・酸味・苦み・旨味の5つで、
この感覚は、5歳までに何を食べたかが大切になりま
す。
濃い味付けや刺激の強い食品に慣れてしまったり、
家族と楽しく食事をした経験が少なかったりすると、
味覚の幅が広がらなくなってしまいます。でも、5歳
を過ぎてしまっても、今からでも実行してみてくださ
いね。
参考文献 PHP研究所
『子どもの免疫力を高める方法』
☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
16時半まで保育士がおります。
お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
ご予約お待ちしております。