こんにちは、保育士の高梨です。
今回も、子どもの悩み(食)について書いていきます。
Q.子どもの食事で好き嫌いを直すには
どうしたら良いの?
A.ダントツに多いのは野菜嫌いで、ママやパパが試行
錯誤してメニューを考えますがどうしても食べてく
れないことが多いです。無理に食べさせてしまうと
食事をすることが嫌いになってしまいます。折角の
楽しい食事が、嫌なものになってしまうよりは、こ
ういうときは、食べなければしかたがない、といっ
たんあきらめるしかないです。
野菜に含まれる栄養素は、他の食べ物でも含まれ
ています。
偏食があるからといって、本当に成長に問題が生
じてしまうということはほとんどないです。
それを急に野菜嫌いを直したい!と無理強いする
と子どもは食事が苦痛になります。
食事は楽しい雰囲気で食べましょう。
どうしても食べようとしない場合、あまりあせっ
って偏食を直そうとしない方が結果的に良いことが
多いそうです。
少しでも改善させたい場合は、
①食事作りに参加させよう
サラダであれば、野菜を洗って、レタスなどをち
ぎったり、ミニトマトのヘタを取ったり、盛り付け
たりして、楽しい雰囲気で料理をさせましょう。
②野菜を育てよう
プランターで簡単に育つ野菜の苗を買ってきて、
水をあげたり肥料をしたりして育てましょう。
育ったら収穫して一緒に料理をすることも良いで
す。食材に対する愛着がわきます。少しおおらかな
気持ちで子育てをしましょう。
Q.遊び食べをしてしまいます。
どうしたら良いですか?
A.遊び食べは、10カ月ごろから見られ、1歳を過ぎる
とわざとご飯を手でこねて遊んだり、わざと牛乳を
こぼしたりします。
これは、好奇心やいたずら心が極めて活発になっ
てきます。でもこういう行動ができるようになって
きたということは、子どもがそこまで成長したとい
うことなので、あまり悩んだりしないようにしまし
ょう。
多分始めからこういう行動が見られるようであれ
ば、先に椅子の下に新聞紙やビニールシートを敷い
ておきます。
食事がスタートする前に子どもに注意をしておき
ます。「ママは楽しい食事をすることが好きなの、
せっかく作ったご飯で遊んだり、牛乳をこぼしたり
すると、悲しい気分になるわ、○○君○○ちゃんは
そんなことしないよね?」と始めに言っておきます
もしそれでもしてしまった場合は、「もうこれ以
上食べないなら、片づけるね」と言って、でもまだ
遊んでいるようなら、「ご馳走様なんだね片づける
ね」と怒ったりせず、明るい雰囲気で片づけましょ
う。
こういうことを繰り返しているうちに、少しずつ
集中して食べる習慣がついてきます。
参考文献 一万年堂出版
『子育てハッピーアドバイス
知っててよかった小児科の巻』
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16時半まで保育士がおります。
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