こんにちは、保育士の高梨です。
今回は、子どもの成長期について書いていきます。
最近では共働きの夫婦が増えてきていて、なかなか
子どもの食事の栄養バランスまで考えて調理時間にか
けることが難しくなってきていると思います。
お子さんの20年後も丈夫な身体で生きるために大
事なポイントを書いていきます。
①6歳までに脳神経が9割完成
脳や脊髄などの神経系は‘’幼児期‘’、骨や生殖器は
‘’思春期‘’に目覚ましく発育、発達します。
生まれてから6歳までに爆発的に大きくなるのが脳
です。
この時期に毎日の食事から、脳をつくる材料(さば
ぶり、サンマ、鮭、しらす干しなどのDHA)や脳の働
きをよくする食材を十分にとることを、ぜひ心がけた
いです。
そしてこの時期は脳を刺激する運動や睡眠が大切に
なってきます。
外で遊ばずうちの中でゲームをしたりテレビを見た
りしていると睡眠の質も悪くなります。
でももうすでに6歳を過ぎてしまったお子さんも今
からでもして欲しいことを書いていきます。
②脳と体を作る5つのキーワード
成長期は大人と同じ栄養では足りません。子どもは
大人と比べて、体重1㎏あたりで見ると、エネルギー
は約2倍、たんぱく質は約1.5倍、鉄・カルシウムは2
~3倍も多くとらなければな足りません。
子どもは新陳代謝が活発なので基礎代謝は大人より
も高くなります。
➊たんぱく質→筋肉をつくる
肉、魚、豆腐、チーズ、卵など
➋カルシウム→骨をつくる
ヨーグルト、チーズ、煮干し、ひじき
高野豆腐、小松菜など
❸DHA→脳をつくる
さば、さんま、ぶり、鮭、しらす干しなど
❹鉄→血液をつくる
牛もも赤身肉、豚ヒレ肉、まぐろ、あさり、卵
など
❺発酵食品→腸を整える
納豆、みそ、ヨーグルト、キムチ、漬け
物など
③必須アミノ酸の大切さ
たんぱく質は大切ですが、たんぱく質の優秀である
ものとないものがあります。
それは、必須アミノ酸がどれだけ入っているかにか
かります。
アミノ酸スコアが低いと、‘’明日の筋肉が作れない‘’
ようになってしまいます。
成長期の子どもは大人の1.5倍のたんぱく質が必要で
す。
《アミノ酸スコアが満点の食材》
☆卵 ☆ヨーグルト ☆魚 ☆鶏肉 ☆豚肉 ☆牛肉
色々な食材を食べて欠けているアミノ酸を補うと良
いです。
例えば米のアミノ酸スコアが65点で、それを補う
為に納豆を食べれば満点になります。
パンの場合、卵やヨーグルトを組み合わせるととて
も良いです。
※バランスの取れた食事を心がけましょう。
参考文献 主婦の友社
『成功する子は食べ物が9割』
☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
16時半まで保育士がおります。
お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
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