院長の奥井です。
今回はファイバーポスト 歯の土台について説明したいと思います。
神経を取った歯の場合、神経の入っていた根管(こんかん)という管に
棒を差し込んで土台を入れてから被せ物を被せる場合が多いです。
その土台をコアと呼び棒をポストと呼びます。
コアやポストには様々なものがありますが、金属が使われる事が
従来でした。
今はファイバーポストといういわゆるガラス繊維を用いたものが
多く使われるようになりました。
金属に比べしなりますので歯の破折の可能性が低くなる反面、ファイバー自体が
折れやすいという面もあります。しかし色も白いので前歯に金属を使わない
セラミック系の被せ物を被せる時には色が映えますのと、金属の土台の場合は
土台を削った時の金属の粉が歯茎に入り込み歯茎を黒ずんだ色にしてしまう
「メタルタトゥー」の心配がありません。
これがファイバーポストです。
青丸が根管になります。
ファイバーポストを入れてプラスチック製の
素材を注入し光を当てて固めます。
形を整えた後になります。
この上から被せ物を被せていくことになります。
ちなみに金属の土台をメタルコアと呼び下記に
メタルコアの事を説明しています。
https://okui-dc.jp/2023/02/23/%E3%83%A1%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%82%A2%E3%80%80%E9%87%91%E5%B1%9E%E3%81%AE%E5%9C%9F%E5%8F%B0%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/