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理事長BLOG

インプラントの上部構造について セメント固定 スクリュー固定について

2023年10月5日
院長の奥井です。
今回はインプラントの上部構造について セメント固定 スクリュー固定について
説明したいと思います。

インプラントにはインプラント体(フィクスチャー)とアバットメントと
上部構造でできています。
インプラント体はいわゆるネジになっている部分でアバットメントは
インプラント体の中にネジで差し込まれている棒のようなものです。
そして上部構造はアバットメントの上に被さっているものになります。

画像の上の部分であるネジのようなものがインプラント体で
アバットメントはその下の白い部分です。青点の部分が連結されている
部分です。


アバットメントです。真ん中に穴が空いており
ネジが入っています。


上部構造は入ったところです。
上部構造はいわゆる被せ物と同じです。
ただ歯とは違うのは先ほどのネジがもし緩んだら
増し締めしないといけないので仮のセメントでつけている
ところです。仮のセメントですので外れてしまうことも
あります。
こういう被せ方を「セメント固定」と呼びます。

対して「スクリュー固定」とはアバットメントと上部構造が
一体化したものです。

スクリュー固定式の上部構造です。
矢印がねじ穴になります。

 
このようにネジで締めますのでセメント固定に比べセメントが必要ない利点が
あります。


しかしセメントの穴を樹脂で埋めますので、変色もし
前歯には向いていません。
ですから当院では前歯はセメント固定、奥歯はスクリュー固定に
しています。

あと余談ですが型取りの方法です。

上部構造やアバットメントを作るのはこのような模型が必要です。
矢印部分にインプラント体と同じねじが入っています。この模型を
作るためのネジをアナログと呼んでいます。


最近主流になってますので画像のスキャンボデイをインプラント体に
はめてスキャナー撮影する方法です。


スキャナーで撮影しているところです。
型取りの気持ち悪さはありませんが、スキャナー画像で取り込みにくい
深くインプラントが埋入された場合はずれる事があります。


こちらは型取りする方法です。インプレッションポストという棒を
インプラント体に差し込んで、型を取ります。


型をとっているところです。
手間はかかりますが、深めに埋入された場合もしっかりと
インプラントの周囲の型取りができます。

インプラントの上の被せ物がどのような状態でかぶさっているのかを
説明させていただきたく今回投稿させていただきました。

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