こんにちは、保育士の高梨です。
今回はおねしょについて書いていきます。
《どうしておねしょをしてしまうの?》
大人と子どもの膀胱の大きさ、おしっこの量のバラ
ンスがとれないからです。
おしっこは腎臓でつくられます。膀胱は腎臓でつく
られたおしっこをためるところです。
夜寝る時に、「抗利尿ホルモン」という物質が脳か
ら多量に分泌されて腎臓に指令を出し、おしっこを濃
くして量を減らしてくれます。
「抗利尿ホルモン」の夜間の分泌が少ないと腎臓で
薄いおしっこが多量につくられ、膀胱にためきれなく
て、おしっこが起きやすくなります。
★やってはいけないこと
①怒る
しかられることがストレスになり、安眠を妨げてし
まいます。
②夜中に起こす
熟睡している時に「起きて、トイレに行くよ」と起
こしてしまうと、ホルモンの分泌リズムがくるってし
まいます。
③ストレスしてしまう
おねしょをしたシーツを干してしまうなど恥ずかし
いことをしてしまうと、本人は傷ついてしまいます。
それがストレスを起こし、ますますおねしょをして
しまうことになります。
☆おねしょの対処法
①規則正しい生活を送る
基本ですが、早寝早起きをしましょう。夜更かしを
してしまうと朝も起きれなくてリズムがくるってしま
います。
②夕食は塩分を控える
大人もそうですが塩分は控えめにしましょう。塩分
が多い食事で良いことはありません。塩分の多い食事
は、喉が渇いてしまい、夜起きて水分補給しないとい
けなくなり、基本のリズムがくるってしまいます。
③夜は冷たい飲み物を控える
体を冷やしてしまうとおねしょをしやすくなってし
まいます。
④寝る前の水分を控える
夕食をとってから就寝するまでの時間に水分を控え
た方が良いです。できれば3時間以上空けましょう。
もし喉が渇いてしまったらコップ1杯にしてくださ
いね。でも暑い日の時は別です。熱中症になってしま
うのでおねしょ対策より脱水防止の方が優先です。
暑い日以外は水分を控えることがおねしょの中で一
番効果があります。
⑤寝る前にトイレに行く
これも基本です。忘れないでトイレに行きましょう
☆4歳から5歳(遅くとも10歳頃まで)器官が発達す
ると自然におねしょがなくなると思います。
毎日の基本的な生活をしましょうね!
参考文献 東京書籍
『子育てのどうして?』
☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
16時半まで保育士がおります。
お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
ご予約お待ちしております。