こんにちは、保育士の高梨です。
今回は、子どもの歯の健康法について書いていこう
と思います。
子どもの歯は、乳歯で永久歯に変わるから適当で良
いかな?と思われる方がみえます。乳歯からしっかり
歯みがきをしないと後々、永久歯に影響していきます
①子どものおやつは時間を決めて与えること!
子どもに甘い物を食べさせなければ虫歯にならない
と思われがちです。確かに甘い物は虫歯の原因の一つ
ですが虫歯になってしまうお子様は、ダラダラ食べが
原因と思われます。
虫歯菌(ストレプトコッカスミュータンス菌など)が
糖分に反応してネバネバ物質となり、そこに他の細菌
も付着して糖分を分解して酸をつくり、歯の表面を溶
かしていきます。しかし、唾液によって、酸性に傾い
ていた口の中が中和され、カルシウムが歯に戻る(再
石灰化)という自浄能力があるので、甘い物を食べても
時間をおけば虫歯になるリスクを減らせます。
しかし、ダラダラ食べている習慣がついていると、
常に口の中に糖分が残ってしまい、溶けやすい状態が
続いてしまいます。
★毎日おやつの時間を決めることが大切です。
②歯が生え始めたら歯の汚れを取る習慣を!
10歳頃まで仕上げ磨きを!
歯が生えてきたら、歯の汚れを取る習慣をつけまし
ょう。初めは口を開けることを嫌がるお子さまもいま
す。最初は、ぬらしたガーゼを指で巻いたり、綿棒で
軽く拭くようにします。毎食の食後に歯を磨くことが
理想ですが、なかなか難しいと思います。1日1回(就
寝前)にしっかり磨くことができれば良いです。
そして、10歳頃までは、仕上げ磨きをしてあげて
下さいね。
③4カ月に1回は定期検診を
乳児の場合一番接触の多いお母さんやお父さんから
虫歯菌がうつることが多いと考えられています。歯医
者さんで4カ月に1回定期検診をすることで、もし虫
歯が見つかったとしても初期に治すことができます。
歯医者さんでは、フッ素塗布やシーラントなど、プ
ロフェッショナルケアをしてもらえます。
フッ素とは、フッ化物という元素です。鉱石、水、
空気、海産物や茶葉などに含まれています。
フッ素は、歯の質を強くして、虫歯に対して抵抗力
を高める効果があり、乳歯が生えてきて間もない歯に
塗ることで虫歯予防の効果が期待できます。
シーラントも虫歯予防に有効です。歯みがきではき
れいに落ち切らない奥歯の溝などにシーラント剤を流
し込み、虫歯の原因になる食べかすなどが溝に入らな
いようにする予防法です。
※フッ素塗布やシーラントをしたからといって虫歯に
ならないとはいえないです。正しい食生活と歯みが
きの習慣が必須です。
★4カ月に1回定期検診と家庭でのケアが大切です!
参考文献 日東書院 『子どもの味覚の育て方』
☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
16時半まで保育士がおります。
お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
ご予約お待ちしております。