院長の奥井です。
今回は針金のない入れ歯 ノンクラスプデンチャーについてです。
入れ歯の針金の事をクラスプといいます。
画像の黄色の矢印の部分がクラスプになります。
入れ歯は違和感が大きいですので理想はインプラントと
なりますが、経済的な事情やまた全身的なご病気
(骨粗鬆症などの骨のご病気や糖尿病のような感染に
対する抵抗力が弱い場合)に入れ歯という選択肢も
あります(ただし骨粗鬆症や糖尿病ですと必ずしも
インプラントができないわけではありません)。
入れ歯のクラスプは金属で目立ちますのでクラスプのない
ノンクラスプデンチャーというものがあります。
画像がノンクラスプデンチャーです。
青矢印の部分が本来金属のクラスプの部分です。
これが樹脂で置き換えられています。
ただし赤矢印のレストは必要です。
金属アレルギーの患者様の場合はレストをなしに
できますが、入れ歯が沈んでしまう可能性があります。
装着した感じの適合も良くとても優れた入れ歯です。
ただしノンクラスプデンチャーは自費ですので
110,000円~(失われた歯の本数で費用はかわります)かかります。
また永久には持ちません。素材が軟らかいので変色の可能性や
クラスプ部分の劣化もあります。
しかし装着感や見た目などとても良く、選択肢の一つとして
良い治療法となります。
ご不明な点等ございましたらお気軽にご相談下さい。