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理事長BLOG

歯科矯正用アンカースクリューを用いた治療 提出について

2025年10月26日

今回は歯科矯正用アンカースクリューを用いた治療 提出について
説明したいと思います。

アンカースクリューとは、矯正治療で歯を効率的に動かすために
あごの骨に一時的に埋め込む直径1.5mmから2mmのチタン性のネジのことをいいます。
船のいかりのように「固定源(アンカー)」となって、動かしたくない歯に反作用が
及ばないようにすることで、目的の歯だけを正確な方向に動かすことができます。
これによって治療期間の短縮や、これまで難しかった複雑な歯の移動が可能になります。

今回は矯正用アンカースクリューを用いた挺出(ていしゅつ 歯を引っ張り上げること)
治療を紹介します。


画像の緑と青がアンカースクリューです。
真ん中の2本の歯が虫歯で歯茎より下にしか
歯が残っていません。
そのため鉄棒のように両隣の歯に針金を乗せて
歯の方にはフックをつけてゴムで引っ張り上げています。
しかしこの場合は奥の方に歯がありませんのでアンカースクリューを
埋め込んで樹脂で歯を作っています。


レントゲン画像です。青点で囲ったように鉄棒状に
なっています。


画像の丸点の部分ですが歯につけたフックと棒が
ぶつかりかなり挺出していることがわかります。
また青の横点線部分は歯茎ごと挺出しています。

基本的に歯は歯茎より上に歯がないとしっかりと
被せることができず。無理矢理かぶせますとすぐに
外れたりします。
そのため提出を行い、歯を歯茎の上へ移動させることは
大切です。

挺出治療は自費診療になります。
診断料 装置代 330,000円(R7年10月時点)
調整料 1回3,300円(必要な時と必要でない時とあります)

この記事は院長が投稿しました。
プロフィール 
医療法人爽誉会おくい歯科 院長 奥井英幹
1999年より名古屋市北区で開業しております。
骨造成を含むインプラント治療 ワイヤー装置を用いた
全顎矯正治療に歯周再生療法 小児矯正と幅広く診療
しております。またスタッフ採用、教育にも力を入れ
十分な体制でのチーム医療を提供できるように
院内スタッフと診療にあたっています。
地域で一番の診療所を目指しております。

 

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