今回はルートセパレーション 歯根分離法について
説明したいと思います。
下の大臼歯という奥歯は根っこが2本あります。
その根っこと根っこの間を分岐部と言います。
ちょうど体で言うと股の部分です。
健康な状態ですと分岐部には歯槽骨という骨が
囲んでいますが、歯周病が進行しますとこの分岐部まで
骨が吸収してしまいます。
そうしますと分岐部は歯ブラシの届かない場所になりますので
歯周病がさらに進行してしまいます。
そこで歯を2本に分割して、分岐部を清掃しやすくする処置を
ルートセパレーションまたは歯根分離法と言います。
画像が歯根分離をした状態です。
根が2本に分かれているのがわかると思います。
この上から被せていきますが歯周病の進行した歯は
歯茎の淵まで被せるのが難しく、より精密な治療が
求められます。
画像は自費診療になりますがジルコニアクラウンを
装着したところです。
歯茎の境目までピッタリと入っています。
ジルコニアクラウンが精度が高いのと、また
型取りも精密な型取りをしています。
詳しくはこちらです。
https://okui-dc.jp/2022/09/08/%E7%B2%BE%E5%AF%86%E3%81%AA%E8%A2%AB%E3%81%9B%E7%89%A9%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E5%9E%8B%E5%8F%96%E3%82%8A%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6%E3%80%80%E6%AD%AF%E8%82%89%E5%9C%A7%E6%8E%92/
上から見た状態です。
歯が2本に分かれていますのでデンタルフロスを
通すことができ分岐部の清掃が可能になります。
これにより、より歯が長持ちできると言えます。
画像はオールジルコニアクラウンになります。
費用は99,000円(R7年8月時点です)。
またこの場合は2本分となりますので2本の費用となります。
この記事は院長が投稿しました。
プロフィール
医療法人爽誉会おくい歯科 院長 奥井英幹
1999年より名古屋市北区で開業しております。
骨造成を含むインプラント治療 ワイヤー装置を用いた
全顎矯正治療に歯周再生療法 小児矯正と幅広く診療
しております。またスタッフ採用、教育にも力を入れ
十分な体制でのチーム医療を提供できるように
院内スタッフと診療にあたっています。
地域で一番の診療所を目指しております。