今回は金属床義歯とノンクラスプデンチャーについて
説明したいと思います。
ノンクラスプデンチャーとは針金の部分がピンクの樹脂になっている
入れ歯で文字通りノンクラスプいわゆる針金のない入れ歯となります。
金属アレルギーの方にとっても良いですし、また見た目も良好となります。
ただし基本的に修理が難しいのと、また経年的に劣化をすること
そして設計によっては厚みが増してしまうことがデメリットと
言えます。
ノンクラスプデンチャーが装着されたところですが、
舌側の部分が厚く違和感ができてしまいます。
そこで金属床義歯を作製しました。
上がノンクラスプデンチャー、下が
金属床義歯です。
入れ歯の歯の部分以外全て金属のため薄く
またフィット感が良く作ることができます。
装着した状態です。ノンクラスプに比べかなり
薄くできています。
クラスプ(針金)が矢印の部分で後方に設置して
いますので針金が目立ちません。
ノンクラスプデンチャーも良い入れ歯ですが、場合に
よっては金属床技師の方は適する場合があると言えます。
金属床義歯の価格ですが、
コバルトクローム義歯 総入れ歯 上下各 330,000円
部分入れ歯 上下各 440,000円〜(部分入れ歯は設計により費用が変わります)
チタン床義歯 総入れ歯 上下各 440,000円
部分入れ歯 上下各 550,000円〜
白金加金義歯 総入れ歯 上下各 330,000円(+金属代)
部分入れ歯 上下各 440,000円〜(+金属代)
費用は物価の変動などにより変更もあります。
この記事は院長が投稿しました。
プロフィール
医療法人爽誉会おくい歯科 院長 奥井英幹
1999年より名古屋市北区で開業しております。
骨造成を含むインプラント治療 ワイヤー装置を用いた
全顎矯正治療に歯周再生療法 小児矯正と幅広く診療
しております。またスタッフ採用、教育にも力を入れ
十分な体制でのチーム医療を提供できるように
院内スタッフと診療にあたっています。
地域で一番の診療所を目指しております。