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理事長BLOG

トライセクション 上の奥歯の分割抜歯について

2024年11月14日
院長の奥井です。
今回はトライセクション 上の奥歯の分割抜歯について
説明したいと思います。

奥歯は2本以上の根っこで存在しており片方の根っこが良くない
場合に前歯の様に全て抜歯するのではなく、分割抜歯といい
片方のみの抜歯で済む場合があります。そうする事で半分根っこを
残せるため歯として減ることを避ける事ができます。
上の奥歯は根っこが3本あるため、3本のうちの1本を抜歯することを
「トライセクション」といいます。


画像の真ん中の銀歯ですが見た目はおかしくありません。


しかしレントゲンでは青点で囲った部分の骨が溶けており
矢印の根っこが原因と思われます。
よってこの根っこのみを抜歯するトライセクションを
行うことになりました。


銀歯を外したところです。
この状況でも異常に見えませんが歯周ポケットは深く
やはり状況は良くないと判断し抜歯となりました。


トライセクションを行ったところです。


トライセクションを終えたところです。


仮歯を作って入れたところです。
一見は全て根っこが残っているように見えます。

分割抜歯はよく行われる処置です。
分割抜歯を行うことで根は半分になり、全て根が残っている
歯に比べ寿命は短いかも知れませんが歯として残せることは
とても有意義なことと思います。

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