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理事長BLOG

磁石を用いた入れ歯 マグネットデンチャーの偶発症について

2024年2月29日

院長の奥井です。
今回は磁石を用いた入れ歯 マグネットデンチャーの偶発症について
説明したいと思います。

以前も投稿しましたが部分入れ歯の場合、歯にクラスプという針金を
引っ掛けるのですが、それが栓抜きの作用となり歯が長持ちしない
可能性があります。
マグネットいわゆる磁性アタッチメントは磁石の力で維持し針金でないので
本来を針金を引っ掛ける歯の負担は軽減されます。


これはコーヌスという特殊な入れ歯です。
金色の棒(内冠と呼ばれます)の上に入れ歯が入りとても適合が良いのですが、
この内冠に非常に負担がかかります。


一本は抜歯となり、もう一本も外れてしまいました。


レントゲンでも長さがあまりないのでこれに
無理矢理、棒を差し込んで差し歯とかにしますと
根が割れてしまう恐れがあります。


そのため磁性アタッチメントとしました。


点の部分の内面にマグネットが入っています。


入れ歯の内側はこんな感じで矢印がマグネットです。

また磁性アタッチメントで非常に偶発症(事故)を
説明します。

一番多い事故はマグネットは入れ歯から取れてしまう事です。
その時にまずお口の中をしっかり確認して下さい。


画像のようにキーパー(歯に差し込んだ金属)に
くっついている事が多いです。


入れ歯の方はマグネットが外れています。


マグネットを埋め込み直したところです。

どうしてもマグネットを入れた部分は入れ歯が薄くなります。
そして噛み込んだ時にマグネットが外れてしまうことが多いのですが、
このように歯の方にくっついている事が多いので、まずは慌てないで
できるだけ早く歯科医院に受診して下さい。

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