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理事長BLOG

わかりにくい虫歯 咬合面う蝕について

2023年1月26日
院長の奥井です。
今回はわかりにくい虫歯 咬合面う蝕について説明したいと思います。

虫歯のなりやすい場所として歯と歯の間である隣接面(りんせつめん)そして
奥歯の噛み合わせの溝である咬合面(こうごうめん)とあります。

隣接面も咬合面も歯磨きがしづらい場所になります。
そのため虫歯になりやすいのは当然と言えます。

歯の表面を覆っているエナメル質は非常に固く
虫歯菌が糖を栄養源にして酸を出し歯を溶かすのですが、
エナメル質は急には溶けません。
唾液が酸性を中性に戻す力があり急には溶けないのですが、
甘いものを頻繁に摂取したり歯磨きを怠ったりしますと
エナメル質は溶けてしまいます。

そこで大切なのはエナメル質の中の象牙質は柔らかく、
象牙質まで虫歯が到達しますとエナメル質とは比べ物にならないぐらい
溶けてしまいます。

ですから咬合面う蝕の特徴は入口は小さく、中は広いいわゆる

「アリの巣」のような虫歯になっている事が多いです。


画像の青矢印の歯ですが、真中がうっすらと
黒く見えますがはっきりしません。


青矢印がその歯のレントゲンですが、虫歯は
黒く写りますが、これもはっきりしません。


しかし削ってみますと茶色く虫歯になっています。


結局2箇所虫歯になってました。


詰め物を詰めた状態です。
今回は詰めるだけで済みました。

これを放置しますと冷たいものに染みたり症状が出て
神経を取らないといけない場合もあります。

まず診査ですが、視診といって目で見る 
触診といって針のような器具で触って柔らかいか見る
レントゲンで診断するとあります。
怪しい場合は医科の試験穿刺ではないですが、少しだけ
削ってみるのも一つです。
レーザーのような機器で調べることもできますが、完全に
信頼はできないです。
やはり健診を受けられることをお勧めいたします。
また甘いものを頻繁に召し上がられる場合は、歯磨きや
うがいをすることも一つです。
大切な歯 虫歯にならないようにしていきましょう。

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