院長の奥井です。
今回は萌出性歯肉炎についてです。
①萌出性歯肉炎とは?
6歳臼歯が生えてきたり、またその後ろの12歳臼歯の生えてくる頃に
歯茎が痛いと来院されることがよくあります。
これは萌出性歯肉炎の場合が多く、歯が完全に生えきるまでに時間が
かかるため半分かぶった歯茎の中に細菌などが入り込みやすく
歯茎が腫れやすいのです。
②萌出性歯肉炎で腫れた時の処置は?
多くは歯周ポケットを洗浄しますが、当院ではレーザーを
用いて歯肉を切開する場合もあります。
画像の青点が萌出性歯肉炎の部分です。
ここまで腫れると噛んだ時に上の歯と当たって
痛い事もあります。
麻酔をしてレーザーで切開します。
術直後です。
処置後はよくうがい薬でうがいしていただきます。
1週間後です。
歯が以前より見えています。
③萌出性歯肉炎の歯磨きは?
萌出性歯肉炎にはワンタフトブラシという小さな歯ブラシで
磨くといいでしょう。
画像がワンタフトブラシです。
磨きにくい場所に最適です。
まとめ
生えかけの歯が痛み場合は萌出性歯肉炎の場合が多いです。
また腫れが何度も続く場合はレーザーなどで切開をすることも
あります。
ワンタフトブラシで日頃のケアをしっかりし、もし
腫れたら歯科医院に受診をお勧め致します。