こんにちは、保育士の高梨です。
今回も乳幼児の「歯と口の成長発達に応じた食べ
方」を月齢別にご紹介していきたいと思います。
《7~8カ月頃(もぐもぐ期)捕食機能獲得期》
この頃は、舌の前歯2本生えて、口腔内が上下に少
し拡大し、徐々に舌が上方へ動かせるようになります。
食べ物を舌と口唇で押しつけてつぶし、味わって食
ベル動きをします。(押しつぶし機能獲得期)
☆ポイント
①離乳食の固さは、豆腐の絹ごし豆腐ぐらいで舌でつ
ぶせるようにします。
②与える側は焦らず、唇で食べ物をしっかり取りこむ
まで待ちましょう。
③難しい場合は、とろみをつける等の工夫をしてまと
まりやすくし、飲み込みやすくしましょう。
④水の飲み方
始めは、閉じた上下唇の間にスプーンを横にして入
れ込み、上唇が水分に触れたら少し傾けて、徐々に
口の中へ取りこめるようにします。そして、少し経
ったらスプーンを横にして下唇の上におき、閉口し
て上唇が水分に触れるのを待つことですする動きを
引き出します。
⑤離乳食を食べる時、チューチューと吸いながら食べ
る時は、無理しすぎず、その子の進行に合わせた食
形態にしましょう。
⑥食べている時、食べ物が口から出てきたら、食べ物
の硬さの調節をします。硬すぎると、食べなかった
り、口から出したり、あるいは丸飲みして窒息を起
こすことがあるため、食べる機能の発達に合った調
理形態にしましょう。
⑦食べさせ方は、閉口時に口の前方部に食べ物が取り
こめるような介助をしましょう。
☆唇・顎の閉鎖が可能になるため、唇で食べ物を口の
中に取りこむことを覚える重要な時期です。
☆上顎や舌の前方部は口の中でもっとも敏感な部位で
口に入ってきた食べ物の「かたさ」「大きさ」「粘
り気」「温度」などを瞬時に判断し、その後の口の
動きを決める重要な場所です。
参考文献 知多半島5市5町保健所作成
『乳幼児の口腔機能支援ハンドブック』
☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
16時半まで保育士がおります。
お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
ご予約お待ちしております!