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理事長BLOG

乳幼児の「歯と口の成長発達に応じた食べ方」①0歳から6カ月

2021年4月23日

 こんにちは、保育士の高梨です。

 今回からは乳幼児の「歯と口の成長発達に応じた食
べ方」を月齢別にご紹介していきたいと思います。

 《0歳から4カ月頃(哺乳期)》

 この頃は、まだ歯は生えていなく、母乳やミルクを
飲みます。乳首をくわえたまま母乳などを吸っても、
呼吸をほとんど止めることなく、連続して流し込み、
嚥下することができます。(乳児嚥下)
 飲み終わった後、必ずげっぷをさせます。

 ☆ポイント

①乳輪部までしっかりくわえさせ、下顎がしっかり動
 いているかみてあげましょう。

②この時期は、母子の愛情形成や心の発達がなさせる
 時です。静かな所でお子様のお顔を見て、声かけし
 ながら授乳をしましょう。
 テレビやスマホを操作しながらの授乳は控えてくだ
 さいね。

③哺乳するときには、お口の周りの筋肉の力が必要で
 す。そのため、哺乳瓶は育児用ミルクが容易に吸う
 ことができないような性状のものや、乳首の穴が小
 さめのものを使用するようにしましょう。
  筋肉の発達が十分でなければ、将来歯並びに悪影
 響を与えたり、口呼吸になったりすることなどが心
 配されます。

 《5~6カ月頃(ごっくん期)嚥下機能獲得期》

☆この頃は、離乳食が始まるころです。
☆まだ歯は生えていません。
☆あごの幅が広くなり、舌の動きは前後運動します。
☆薄めた果汁や薄めた野菜ジュース、ドロドロのおか
 ゆ、ゆるめのマッシュポテトなどで、ヨーグルトく
 らいのかたさのものが基本です。

  ☆ポイント

①スプーンは大きすぎずお口に合ったものを選びまし
 ょう。

②離乳食を与える時の赤ちゃんの姿勢は、体全体を少
 し後ろに傾けるようにすると良いでしょう。

③スプーンに入れる量をほんの少しにして、水平に下
 唇にのせ、上唇が閉じるのを待ちましょう。

④上顎にスプーンをこすりつけないようにしましょ
 う。

⑤無理やり口の中に入れ込まないようにし、慌てず少
 しずつ慣れていくと良いでしょう。

⑥「ごっくん」飲みができるためには、首がすわって
 いて垂直な姿勢がとれる必要があります。

⑦できるだけ保護者も一緒に食事をとり、大人が食べ
 ている‘’食事姿‘’を見せて声掛けし、楽しみながら食
 事をしましょう。

⑧離乳食を食べる時、舌で押し出してしまうようでし
 たら、オモチャや指しゃぶりをしっかりしながらス
 プーンに慣れてくれるのを待ちましょう。

参考文献 知多半島5市5町保健所作成
      『乳幼児の口腔機能支援ハンドブック』


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☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
    16時半まで保育士がおります。   
 お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
     ご予約お待ちしております!

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