今回は矯正治療について 抜歯が必要な場合について
説明したいと思います。
矯正治療は当院では小児期から行っています。
よく患者様にその流れと時期のご相談を受けますが、
小学校低学年に小児矯正(1期治療と呼ばれています)を開始し、
中学生になって永久歯矯正治療(2期治療とも呼ばれています)を
開始する場合が多いです。もちろん時期の差は患者様によってはあります。
そして2期治療になった場合に主にワイヤーを装着したブラケット装置に
よる矯正治療になることが多いです。
最近ではマウスピースを用いたアライナー矯正が増えてますが、今から
述べます抜歯が必要な場合はワイヤー装置の方が安全と言えます。
抜歯が必要な場合とは簡単に言いますと
「顎の中に歯が並び切らない場合」となります。
他の場合もありますが、日本人は歯が重なっている叢生(そうせい)が
最も多く、そのため抜歯を行い歯を並べる治療が多いと言えます。
画像はかなり重なりが強く抜歯を行わないといけません。
上あごになります。
下あごもかなり重なっています。
抜歯は最も多いのは小臼歯という真ん中から数えて
4番目5番目の歯を行うことが多いです。
なぜなら小臼歯は前後に2本セットであり、最も
抜歯しても影響が少ない歯だからです。
小臼歯を抜歯して器具を用いて前歯を後方に移動させて
います。
下は左下の小臼歯1本だけを抜歯して
並べています。
大体並んで来ましたら一番奥の歯が生えてきて
外側に生えてきました。
そのため一番奥の歯にも装置を装着し位置を
直しています。
綺麗に並びましたので装置を外したところです。
下も装置を外しました。
下の前歯の裏側には後戻り防止のワイヤーが
装着されています。
治療が終了したところです。
このようなワイヤーの治療はおおむね2年から3年ほど
かかります。
当院では矯正治療を日常的に行っておりますので、
お気軽にご相談下さい。
2期治療に関しましては診断料33,000円 装置料 660,000円
調整料3,300円(月1回)かかります。その他、ブラケットの種類による
オプション費用などかかります。
この記事は院長が投稿しました。
プロフィール
医療法人爽誉会おくい歯科 院長 奥井英幹
1999年より名古屋市北区で開業しております。
骨造成を含むインプラント治療 ワイヤー装置を用いた
全顎矯正治療に歯周再生療法 小児矯正と幅広く診療
しております。またスタッフ採用、教育にも力を入れ
十分な体制でのチーム医療を提供できるように
院内スタッフと診療にあたっています。
地域で一番の診療所を目指しております。