今回は被せ物の中の虫歯について 再根管治療のすすめに
ついて説明したいと思います。
クラウンと言われる歯を全面覆った被せ物をしている歯は
神経を取ってあることが多いです。
ですから虫歯になっても症状がでない、気づかないという
ことが多いです。
当院ではデンタルレントゲンという小さなレントゲンを撮影し、
その可能性がある場合に被せ物を外すことをお勧めしますが、
よくそのままだとどうなるかというご質問を受けます。
その場合は虫歯が進行し、銀歯が外れてしまいます。
そして内部の虫歯がかなり広がっており抜歯しか方法がない
とう可能性が高くなります。
そのため、早い段階で外して治療されることをお勧め致します。
しかし症状のない場合が多いですので、なかなかモチベーションが
得難いこともわかりますが進行してからでは遅いと思います。
レントゲンの青○部分が虫歯になります。
黒く写っているところです。
外しますとやはり虫歯になっており矢印で
示しました白いものは膿です。
ファイルという根っこの治療に使う器具を入れて
レントゲン撮影をします。
このように細いですが3本の根管(根っこの管)が見つかりました。
最初のレントゲンでは真ん中に白いもの(根管充填材)が
少し写っているだけです。
このように被せ物の内部が虫歯の場合は被せ物を外すことを
お勧めします。またこのように根管が一見認められなくても再根管治療を
行なうことをお勧め致します。
この記事は院長が投稿しました。
プロフィール
医療法人爽誉会おくい歯科 院長 奥井英幹
1999年より名古屋市北区で開業しております。
骨造成を含むインプラント治療 ワイヤー装置を用いた
全顎矯正治療に歯周再生療法 小児矯正と幅広く診療
しております。またスタッフ採用、教育にも力を入れ
十分な体制でのチーム医療を提供できるように
院内スタッフと診療にあたっています。
地域で一番の診療所を目指しております。