こんにちは、保育士の高梨です。
今回は、子どもの脳について書いていきます。
生まれたばかりの赤ちゃんは、記憶したり、認知し
たり、考えたりする高度な働きは、ほとんど働いてい
ません。でも月齢が上がるにつれ、だんだん脳の多く
の場所が働き始めます。
目の情報を受ける視覚野が生後3カ月ぐらいで、聴
覚野は、2歳ぐらいです。
見る、聞く、触れる、味わう、においをかぐといっ
た感覚野への回路は、1歳ころまでにはほぼでき上がり
ます。
《3~4歳頃までに、
脳に刺激を与えたり、体を動かそう!》
以前のブログに神経回路のシナプスを強化すること
が大事!ということを書きましたが、それにふさわし
い時期があります。
※赤ちゃんには個人差があります。早い・遅いは気に
しないでくださいね。
《赤ちゃんの脳を育てるポイント》
①繰り返し同じ刺激を与えよう!
脳の神経回路は、一度できてもそれを長い間使わな
いでいると、やがて消えてしまう性質があります。1
日に何度も同じ働きかけをすることで神経回路はしっ
かりしたものになります。
②基礎が身に付くことが大事
将来歩けることが大事だから、はいはいはしなくて
も良いという方がいますが、綺麗なお座りやはいはい
は基本です。その基礎ができて、正常な筋肉や骨、関
節の発達につながります。
③各分野の脳をバランスよく鍛えましょう!
手・運動・感覚・社会性・知能の5つの分野に分か
れます。色々な刺激や体験をさせてあげましょう。
④途中からでも始めましょう!
人の脳は20歳くらいまで発達し続けています。もっ
といえば、生きている限り、情報を送ってやれば新し
い回路は作られます。でも目覚ましいスピードで発達
するのは0~3歳ぐらいです。早いほど効果的です。
⑤無理強いはやめましょう!
赤ちゃんが嫌がっては脳は発達しません。もう少し
経ってからまたやってみましょう。
⑥出来たら褒めてあげましょう!
言葉でほめてあげると赤ちゃんも伝わります。脳か
らドーパミンが出て、次はもっとやろうと思います。
褒めることで赤ちゃんの脳は発達します。
⑦ダメ!言った後は安心感も忘れずに!
危険なことをしたら「ダメ!」というのは仕方がな
いですが、その後のフォローは大切です。抱きしめて
上げたり甘えさせてあげて、ママやパパとの信頼関係
を築くことが大切です。
参考文献 主婦の友社
『赤ちゃんの脳を育む本』
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16時半まで保育士がおります。
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