こんにちは、保育士の高梨です。
今回も偏食について書いていきます。色々と偏食に
ついて悩まれているママやパパがいらっしゃいます。
色々なケースについて書いていきます。
《偏食の悩み事①》
★野菜嫌いで毎日同じ様なものしか食べない
毎日夕飯の献立がミートボールや唐揚げ、フライド
ポテトと同じメニューになっているお子さんがいるそ
うです。そのようなお子さんにはジャガイモだけでな
くゴボウやニンジンなどを小麦粉をつけて揚げるのが
おススメな調理法です。
①形を大きくしていく
千切り→細切り→短冊切り→一口大
②衣の量を少なくしていく
最初は衣を多めにつけて→次第に素揚げに近い状態
にしていく
③塩味を少しずつ薄くしていく
もし、感覚的な問題でカリッとした食感のものが食
べやすく、ドロッとしたものが苦手というお子さんの
場合は、
揚げたもの→しっかり硬く焼いたもの→やわらかな
食感に焼いたもの→煮物
というように時間をかけて少しずつ食を広げるのが
良いです。
《偏食の悩み事②》
★ふりかけや鮭フレークなどがないとお米が食べられ
ない
白米とふりかけだけを食べておかずが食べられない
お子さんがいます。こういった場合、まず、ご飯にか
ける鮭フレークやふりかけなどの量を大人が調節しま
す。
①時間をかけて鮭フレークやふりかけなどの量を少し
ずつ減らす
②鮭フレーク(少なめ)と鮭の切り身をほぐしたものを
用意する
③切り身のほぐしたものに興味を示したら目の前でほ
ぐしている様子を何度も見せる
④切り身に興味を持ち始め、触ったりする中で少しず
つ食べるようになってくる
《偏食の悩み事③》
★食べられるものが少なく、栄養が心配
優先に取り入れたい栄養素の順位は
①炭水化物・脂質・一部たんぱく質
(体の熱やエネルギーになるもの、筋肉・骨・血液
内臓などを作る)
②たんぱく質・カルシウム
(筋肉や神経の伝達に関わり、骨や歯を作る)
③ミネラル・ビタミン
(体の調子を整えるもの)
前のブログに書きましたが、成長曲線と照らし合わ
せて順調に伸びているかを見ます。
★栄養が不足しているときは栄養補助食品を使って良
いの?
なるべく自然由来の食品から栄養がとれるに越した
ことはありませんが、うまく活用できるのなら使って
も良いそうです。
★栄養補助食品を使う際の注意点
栄養補助食品に頼りすぎないように注意が必要です
特定の栄養素だけ摂取できる食品よりは、色々なビ
タミン、ミネラル類が入ったものを少量とるのをおス
スメします。
★栄養素がとれているか不安
最近では、‘’食事管理アプリ‘’がたくさんあります。
食べたものと量を記入するだけで自動計算で栄養素
の量を確認できたり、中には食事の写真をスマホカメ
ラで撮るだけでAIが解析してくれるものもあるそうで
す。多少の誤差はあるかもしれませんが、そういうも
のを活用すると楽に栄養管理ができそうです。
※あまりにもお子さんが食べられる食材が少ない場合
は、医師や栄養士など専門家に相談しましょう。
参考文献 青春出版社
『子どもも親もラクになる偏食の教科書』
☆当医院では毎週火曜日金曜日9時から
16時半まで保育士がおります。
お子様が0歳からお預かりさせて頂きますので
ご予約お待ちしております。